大手IR オペレーターが開発する世界初となるセーフガードシステム「メルガード」。生体認証入退場ゲートシステムで、安全・安心のあるゲーミング環境をつくる
日本版IR(= Integrated Resort)への参画を目指すメルコリゾーツ&エンターテインメント・リミテッド(以下、メルコ)は、マカオで初めてゲーミングフロアに顔認証システムを導入し、問題を抱えるプレイヤーを含め入場制限を管理する。
2017 年11 月30 日に、メルコのローレンス・ホー会長兼最高経営責任者(CEO)は、新たに人工知能(AI)、生体認証システム、ブロックチェーン、マイクロサービスなどの最先端テクノロジーを利用しリアルタイムにシステムを稼働するセーフガードシステム「メルガード」を開発したと発表した。メルガードは顔認証および指紋認証機能による身体的特徴に基づき人物を自動認識することで、許可されていない個人のゲーミングフロアへの入場を規制し、不正行為を防止する。
会見でローレンス・ホー会長は「責任あるゲーミングとセキュリティを実現するために、世界で最も先進的な技術を活用したセーフガードシステム「メルガード」の独自開発を進め、最も安全で安心できるIR 施設にします。また、本システムの一部機能を日本政府へ無償提供しバックエンドアクセスとデータの共有を実現することで、最も効果的なコラボレーションをしていきたい」と述べた。
キオスク端末での対応と、入退場ゲートでの認証が可能なメルガード
メルコが世界的アーティストによって新しく解釈された着物を展示する「キモノロボット(KIMONO ROBOTO)」