東京商工リサーチによる2017 年10 月の「倒産月報」が11 月9 日に発表。全国の企業倒産件数は733 件、負債総額が958 億7900 万円となった。
倒産件数は前年同月比7.3%増(50件増)になり、2011 年7 月以降、6 年3 カ月ぶりに2 カ月連続で前年同月を上回った。今年3 月以降は前年同月比増加(3 月、5 月、7 月、9 月)と減少(4月、6 月、8 月)を交互に繰り返してきたが、ここにきて倒産減少の「底打ち」の動きが強まりを見せている。
これを裏付けるように、都道府県別でも前年同月比増加が25 都府県、減少が19 道県で、2 カ月連続で増加が減少を上回った。
産業別では飲食業などを含むサービス業ほかが4 カ月ぶりの200 件超えとなる215 件(前年同月比17.4%増)となり、8 カ月連続で増加した。また、建設業は148 件(同29.8%増)と約3 割増になったことが注目される。
負債総額は前年同月比13.8%減(153億5600 万円減)で8月(923 億7500 万円)に次いで今年2 番目に少ない金額だった。負債1 億円未満が557 件(前年同月比15.8%増、構成比75.9%)と全体の7 割を占め、依然として小規模企業倒産を中心に推移した。
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データファイル 東京商工リサーチ
10月の全国企業倒産状況—負債総額958億7900万円
【月刊HOTERES 2017年12月号】
2017年12月13日(水)