サトイモ
分 類:サトイモ科サトイモ属
原産地:インドおよびインドに近隣する中国
別 名:Taro(英名)
歴史と特徴
原産地はインドおよびインドに近隣する中国、またマレー半島付近の熱帯地方などと言われ、中国では、紀元前の書物「史記」に記録があり、日本へは中国や南方を経て縄文時代に伝わったとされています。稲作が始まる前から栽培され、お米より古い日本の主食として食べられていたそう。江戸時代にサツマイモが栽培されるまではイモと言えばサトイモのことであり、古くから私たちの生活に身近な存在であったと言えます。家庭料理や日本各地の郷土料理などにも使われています。サトイモは親イモに子イモ、孫イモと、たくさんのイモがつくことから子孫繁栄の縁起物とされ、お正月やお月見、お祝いごとなど、おめでたい席に欠かせない食材となっています。サトイモの名前の由来は、山で採れるヤマノイモ(山芋)に対し、里でできることからサトイモ(里芋)と呼ばれるようになったそう。主な産地は宮崎県・千葉県・埼玉県・鹿児島県・愛媛県となっているほか、日本各地で幅広く栽培されています。旬は10 ~ 12 月の秋から冬にかけてですが、品種により出回り時期が異なることや貯蔵性も良いことから、今では一年中出回っています。