過去とは違い、消費者自身がネット上で情報発信をし、内容によってはそれが大きく拡散されるなどビジネス環境が変化し続ける中、もはや売り手都合の商売は長くは続かない。売り手、顧客など関係者すべてが良好な信頼関係を築き上げられるという基本。結局はそういった商売の原理原則を忘れてはならないのである。
今年も恒例のホテルブライダルランキングの特集が今号に掲載をされた。総じて見るにホテルウェディングは依然苦戦の様子がうかがえるが、これはあくまで昨年度の数字。今年に入り以前のような伸びは見られないものの、ホテルウェディングへの回帰を感じるという声も聞かれるようになってきた。あるホテル経営者が言っていたが、「過去のような過度な期待をするのではなく、ホテルウェディングとしてあるべき姿を追求していく」まさにこれが重要だ。
FROM THE PUBLISHER ——太田 進——
三方良し
【月刊HOTERES 2017年12月号】
2017年12月15日(金)