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第260 回 北村剛史  新しい視点 「ホテルの価値」向上理論  第260 回『ホテルの客室料金と旅館の客室料金格差』

第260 回『ホテルの客室料金と旅館の客室料金格差』

【月刊HOTERES 2017年04月号】
2017年04月14日(金)
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北村剛史
Takeshi Kitamura
㈱ホテル格付研究所 代表取締役所長
㈱日本ホテルアプレイザル 取締役
不動産鑑定士、MAI( 米国不動産鑑定士 )
MRICS(英国王室認定チャータードサーベイヤーズ)
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属システムデザイン・マネジメント研究所研究員。ホテル・旅館の不動産鑑定評価会社である㈱日本ホテルアプレイザルの取締役。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科では「ホテル・旅館の人格性、パーソナリティー」をテーマに研究活動に従事
 

 海外でのホテル鑑定評価では、スター制度が利用できる場合には、当該スターカテゴリーに応じた類似ホテルの室料単価や売買価格(1 室当たりの取引価格)等を参考に鑑定評価や調査を行なうことがあります。そこで今回は、仮にスターカテゴリー別の需要者価格をある程度明確化することができれば、運営上の価格指針とすることができるのではと思われますので、弊社がホテルおよび旅館の覆面調査(インスペクション)時に運用上採用しているスターカテゴリー定義をベースにし、仮に当該定義を前提とした場合に需要者が支払っても良いと感じる客室料金を調査した結果について、旅館とホテルとの比較を含めてご紹介したいと思います。
 
 なお、1 スタークラスから3 スタークラスのホテルでは駅利便性および当該駅のターミナル性がADR に大きな影響を及ぼす傾向があるほか、5 スタークラスでは、眺望を含めた非日常感の有無というロケーション要素がADR に大きな影響を与える傾向が見られます。上記調査結果は特にロケーションを特定せずに調査した結果ですので、ロケーション、あるいはそれぞれのホテルが所在するホテルマーケットによって下記客室料金水準は大きな影響を受けることが予想される点には留意が必要です。

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