ねぎ
分 類:ユリ科ネギ属
原産地:中国西南部
別 名:welsh onion(英名)ciboule(仏名) lauch(独名)
ねぎの主な収穫量および出荷量
収穫量(t) 出荷量(t)
ランキング全 国305,700 233,300
1位埼 玉49,300 39,900
2位千 葉37,300 32,500
3位茨 城18,800 14,100
※平成25 年産野菜生産出荷統計(確報)より
栄養成分表
○根深ねぎ(1 本100g)
エネルギー 28㎉
水分 91.7g
たんぱく質 0.5g
炭水化物 7.2g
ビタミンE 0.1㎎
ビタミンK 7㎍
ビタミンC 11㎎
食物繊維 2.2㎎
歴史と特徴
ネギの原産地である中国では紀元前から栽培されており、漢の時代の「礼らいき記」(五経の一つ、古礼に関する説を集めた書)には「葱」の字で登場し、料理法も記されています。華北・東北地方を中心に、軟白した白根を主として利用する太葱群が分布し、華中・華南地方には、葉を主として食べる葉葱群が発達しました。日本へは、朝鮮半島を経て奈良時代以前に伝わったとされ、平安時代には一般に広がったとされています。ネギの名が記録に登場するのは、「日本書紀」(720 年)で【秋葱】という言葉が出ています。また、「延喜式」(927年)にはネギの栽培法が記されています。古い橋の欄干などに見みられる擬宝珠はネギの花である「ねぎぼうず」をかたどったものと言われています。ほか中国原産種は欧米には16 世紀以降に伝わりましたが現在でもあまり普及していません。
現在日本でのネギの栽培方法は気候や土の性質、品種によってさまざまですが、定植期により収穫期が違ってくるので周年栽培ができます。栽培型の主なものとして、春まき冬~春収穫、秋まき夏~秋収穫があります。主産地は千葉県、埼玉県、茨城県の関東3 県。主に茨城県では夏収穫、千葉県、埼玉県では秋冬に収穫されます。