日本はどこまで経済成長が続くのでしょうか。 経済成長がしあわせとどのように結びつくなどを追求する「GDP 追求型 成長から幸せ創造へ」という出版物があります。
何のために経済成長はあるか、経済が成長して何があるか、経済成長は維持できるか、そのリスクは何かとうたっています。確かに、先進国にとって経済成長は永遠に続けなければならない課題なのかも知れません。1952 年~1972 年の20 年間は、日本のGNP 平均成長率が9.4% で先進工業国の平均5% に比べてきわだった高度成長であったことは確かです。この成長が今でも支えられ、国民みずから幸福を求めていることにちがいありません。
成長できた背景には何があったのでしょうか。この実績は以前のことですが、当時、法令順守(コンプライアンス)などを耳にすることもなかったと思います。しかし確実に成長をしてきたわけですから、仕事を通して、以前の教育には(叱る・見て覚える・探る・感覚を得る)など、現在とはやや遠い試練から成長へとつながったことも予想できます。現状の教育は皆さんも知っての通り、手足を取って一つひとつ教え込むこと、加えてその行為がパワハラなどと言われる世の中になっていることも隠せません。
人が初めて手にする仕事(作業)は、教えられないと分かりません。当然です。また覚えた仕事は人に伝えるこれが仕事の流れであり、築いてきた文化であったことも確かです。
飲食業に特化するのでしょうか、覚えた仕事をほかの人に伝え、新たな仕事を手にする行為は、飲食業に少ないことなのかも知れません。
第十二話
わが身を救う人づくり
第十二話 雇用の創出 受けた教育を私がつなぐ
【月刊HOTERES 2016年04月号】
2016年04月15日(金)