㈲日本フードサービスブレイン 代表取締役
フードビジネスカウンセラー 高桑 隆
TPPの妥結、海外からの大量の安い農産物流入も含め、今農業分野が大きく変化しようとしています。
食の安全・安心、“もっと野菜を食べよう”健康志向など、農業と食の関わりあいのなかで、毎回さまざまな事柄を追及していきます。
職歴
高桑 隆 Takashi Takakuwa
1950年北海道生まれ。神奈川大学経済学部経済学科卒業。74年、公開経営指導協会小売業通信教育「売場管理実務講座」文部大臣賞受賞。75年、㈱デニーズジャパン創業期入社。99年、㈲日本フードサービスブレイン設立。2000年居酒屋トレーニングセンター「長鳴鶏」を開店、脱サラ・独立開業支援。01年サッポロビール21世紀会(帝国ホテル)他、年間30回以上講演実施。02年法政大学にて「店舗独立開業講座」を開設、06年度第6期まで開講。04年服部栄養学園調理師専門学校で、フードマネジメント科目担当。05年産業能率大学非常勤講師に就任、ショップビジネス科目担当。06年桜美林大学非常勤講師に就任、フードサービス産業論担当。08年コンサルタント会館レストランマネジメントコンサルタント講座開設。
最新の記事
高桑隆「良くも、悪くも、大変化。いま日本の農業と『食』を考える」 第8回 高級生鮮食品を爆買い&eat inするアジア観光客、 大阪黒門市場に、国産農産物の可能性が見える
久々に驚いた。沸騰するアジア諸国の熱気が、大阪ミナミの「黒門市場」に充満している。 写真を見てもらいたい。「黒門三平」という魚屋さんである。店頭には刺身・寿司・焼き魚・干物などが…
高桑 隆 第七回 和食の世界的大ブームのなかで、それら和食店で安全安心の国産食材が使用されているか?
日本農産物・食品の輸出が急伸しているのを第5回で御紹介した。講演などで、こうした話をすると返ってくるのが、“和食がユネスコの世界文化遺産に選定されたからね……”とか、“海外の和食店が凄い…
第六回 繁盛道の駅が農産物直売所を育て、巨大SCモールの集客の核として、サテライト出店
ある経済週刊誌に、道の駅が特集されていた。栃木県佐野市の道の駅「どなんなかたぬま」の記事に目がいった。「駅長が顧客目線で、成立が危ぶまれた道の駅を、栃木県有数の道の駅に育て上げた…」…
高桑 隆 第5回 高品質日本農産物を、豊かになったアジア富裕層が買い続けている ―国産農産物・食品輸出、過去最高を記録―
日本産農産物・食品の輸出が、年間6000億円を超えて急成長しているのをご存じだろうか? 2014年度の統計だが、総額6117億円。対前年比⒒1%も伸びているのである。そして15年度は、6921億円⒒3…
第4回 農業で食えないから・・「農地転用」で稼ぐ! 農業不動産錬金術の、魔の手が忍び寄る
日本の農業は、まったくと言っていいほど大規模化に向いていない。 それは、国土面積の狭さによる。「地政学」と言う学問では、社会や暮らしは国土のあり方や面積・位置などで規定されると説…