今回は会社経営に重要な“ 時流の読める経営者になるにはどうしたらいいか”をテーマに考えてみたいと思います。何も考えず、はっと気がついたら時代遅れな会社や商品になっていると会社の危機も確実に訪れることになります。
時代の流行はとても速いサイクルで回っています。また多様化しすぎて顧客ニーズに合った商品開発や販売方法なども難しくなったきたのも事実です。また反対に今のニーズに合った潜在意識の掘り起こしのヒット商品がでてきたときは、びっくりするくらい売れていきます。口コミや女性の友人同士の評判がよければ信頼度が増して広告宣伝をしなくても売れるようになる商品も出るくらいです。
先日もスタッフが私に、顔にあてて、コロコロしながら転がしてリンパを流していくと顔のむくみがとれ、フェイスラインがすっきり上がりスリムに見えるという器具を見せてくれました。購入金額はとても安いとは言えませんが、スリム効果があるということでとても売れているそうです。まさにアイデア商品です。特に昔から女性をターゲットにした美やダイエットなどの商品やサービスは、価格に関係なく売れ続けています。女性のいつまでもキレイになりたい。キレイでいたい。キレイと言われたいという潜在欲求にはたらきかけている商品です。それでは私たちのサービス業界についてはどうでしょうか?
社長自身がもっと売れるヒット商品を考えろと幹部や社員に厳しく指示を出されている姿を拝見させていただくことがあります。しかし私がこのとき、社長に頭ごなしに言われて困っている社員の方も本当にかわいそうだと感じます。「そのようにおっしゃられている社長自身が一番時代おくれになっていますよ」と言わせていただくことがあります。
自分自身のことが客観的に見ることができない社長ほど、うちの社員は本当に真剣に商品開発を考えていないとか能力がなくて困っていると話されたりします。