海外で学び、働くことで人間幅は広く、奥深く
----田中社長の活動は地元紙などに尽きることなく発信されています。発信力が高まるほどホテルそして地域に対する関心度が上がり、沖縄への集客そしてホテルとしては熱意のある人材が門戸を叩くことにつながります。
今はZ世代と言われています。もちろん、私たちの世代とは生活が異なりますので、これまでの人材育成では理解できません。しかしながら KPG HOTEL& RESORTの強みは『人』につきます。お客さまのために何かできるのか、常にお客さまの目線に立って何を行動すべきなのか、それは差別なく、難病の方もLGBTQ、高齢者、外国人など何も関係ありません。日本ではまだ肌の色の違いで心の中での差別や目に見えない壁を作りがちですが、今夏開催された東京五輪やスポーツを見ても、日本代表として大活躍しています。もはや、島国日本人ならではの偏見は世界を視野にしたときに通用するものではなく、サービス業、観光業においても然りです。今の若者は海外を敬遠しがちですが、国籍の異なる人々と出会いは、語ることで人間の幅が広く、深くなります。ぜひ、勇気を出して自分自身の未来を切り開いていくためにも挑戦してほしいと思います。そのために私はピラミッドの頂点ではなく、底辺で常に皆を大きく支える存在であり続けたいと思います。
----田中社長のあふれんばかりのエネルギー、パワフルな行動力とともに、繊細な目配りとお客さまへの気遣い、気づいたらその場で伝える細かな指導は、業種を問わず経営者、管理者の方々にぜひ、学んでほしいと思います。最後に還暦を迎えられこれからの人生、どのようなことをお考えですか。
やりたいことはたくさんありますね。まずはスペイン語を習得して、将来的にはもう1度、海外の事業に携わりたいですね。家族も海外生活に賛同いただいておりますので、65歳を目途に挑戦したいと思っています。