過去 14カ月で 28軒のホテルを開業
---御社の現在の状況について教えて下さい。
ホテルの業績自体は新型コロナウィルスの影響を受けてはいますが、開発面においては順調に進んでいます。マリオット・インターナショナルでは 2020年の4月末から 2021年 6月までの 14カ月で 28軒のホテルを開業しました。当然大きなチャレンジではありますが、それを私たちは嬉しく思っています。これだけ数多くのホテルを日本に開業できるのですから。 来週 8月2日には積水ハウス様と進めている「Trip Base 道の駅プロジェクト」の第一フェーズ 15ホテルの計画のうち14番目のホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・岐阜高山荘川」が開業します(インタビューは 7月29日)。
また、最近では「フェアフィールド・バイ・マリオット」のようなセレクトサービスブランドでは「モクシー京都二条」や「アロフト大阪堂島」といったライフスタイルブランドホテルも開業しましたし、3月には日本初となる Wブランド「W大阪」を開業することもできました。さらには、コレクションブランドである「トリビュートポートフォリオ」においては京都に「HIYORIチャプター京都トリビュートポートフォリオ」も開業することができました。このようにセレクトサービスからラグジュアリーまで、また、クラシックからライフスタイルまで幅広いブランドのラインナップを揃えていることが、マリオット・インターナショナルの急速な展開を後押ししている要因の一つであると考えています。
---今、少し触れていただきましたが、マリオット・インターナショナルがここまで急速に展開を実現している理由、マリオット・インターナショナルの強みについて、どこにあるとお考えでしょうか?
第一に上げられるのはマリオット・インターナショナルの持つディストリビューションの仕組みです。世界で 1億 5千万人以上のメンバーの方にご登録をいただいております。それが国内のホテルの力強い送客の仕組みとなっています。
また、先程申し上げたオーナー様の幅広いニーズに応えるブランドラインナップも強みです。セレクトサービスからラグジュアリーまで、また、ライフスタイルも含めて幅広い価格帯でブランドを揃えています。