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ケーススタディ ホテルオークラ東京 

改正健康増進法に順守しながらお客さまのニーズに応える

【月刊HOTERES 2018年12月号】
2018年12月21日(金)
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新たにPloom TECH 専用客室を提供
 
 このように喫煙者のお客さまも多く有するホテルオークラ東京で、近年、お客さまのたばこの楽しみ方に時代の変化を大きく感じるのが加熱式たばこ愛用者の増加だという。そこで既存の喫煙可能な客室に、新たにPloom TECH のみ使用可能な客室を13 室用意したそうだ。チェックインの際に喫煙希望のお客さまには既存の喫煙可能な客室とPloom TECH 専用の客室があることを案内するとのことでPloom TECH 専用客室を選ぶお客さまも増えているという。喫煙環境の提供同様、お客さまのニーズに臨機応変なサービスを提供することがオークラ流だ。
 
Ploom TECH 専用客室を
作った理由
 
 ところでなぜ喫煙可能な客室とは別にPloom TECH 専用客室を作ることにしたのだろうか? 蒲生氏に伺ったところ「一番は加熱式たばこを愛用されるお客さまの増加です。世間一般にもこのことは言われておりますし、体感として日ごろお客さまと触れ合う中でも大きく感じる変化です。さまざまな加熱式たばこの商品がある中で、Ploom TECH には大きく二つの魅力がありました。
 
 一つはなんと言ってもたばこの煙のにおいと汚れが出ないことです。実は私どものホテルでは禁煙の客室をご希望の場合でも予約状況などから喫煙可能な客室をご利用いただくことがあります。現状、たばこのにおいに関しては優秀な消臭剤がありますのでお客さまからご意見をいただいたことはないのですが、たばこの燃焼に伴うタールによる壁の汚れはどうしても蓄積されてしまいます。その点、Ploom TECH は客室でご利用いただいても消臭作業も要りませんし、燃焼に伴う煙が発生しないので壁の変色などの心配も無くなり内装費の節約にもなります。二つめは安全性です。火も使いませんし、使用時のたばこカプセル内の温度が約30 度と出火の懸念がないと同時に使用されたお客さまが火傷される心配もありません」と回答があった。

運営本部宿泊統括部部長  蒲生雅行氏
Ploom TECH 利用可能を示すプレート
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