グローバルブルーティーエフエスジャパン㈱ シニアマーケティングマネージャー 平山 清夏 氏
45 の国と地域のコンシェルジュ約4000 人が加入するLes Clefs d’Or。その日本支部のレ・クレドールジャパンは現在、コンシェルジュ会員27 名、名誉会員2 名と、賛助会員(企業単位で参加会員)16 社で構成されている。ゲストがホテルの枠を超えたサービスを必要とする機会が増え、賛助会員の役割も大きくなりつつあり、双方のよい関係構築は、コンシェルジュ業務上での一つの大きな「鍵」となっている。第10 回は、賛助会員の中からグローバルブルージャパン㈱の平山清夏シニアマーケティングマネージャーに登場いただいた。
コンシェルジュとの連携で
訪日外国人の買い物をサポート
❐ はじめにグローバルブルーティーエフエスジャパンの業務内容について教えてください。
グローバルブルーティーエフエスジャパン㈱は、スイスに本社を置き、世界で買い物を楽しむグローブショッパーにさまざまなソリューションを提供するグローバルブルーと、㈱NTT データとの合弁会社として2013 年に設立されました。グローバルブルーの主力事業は、免税プロセスの効率を向上するためのテクノロジーの提供や多通貨決済サービス、マーケティングサービスなどです。免税ショッピングにおける制度は国ごとにルールやプロセスが違うのでその効率性をあげるための仕組み、システムの提供がコアな事業となっています。世界51 カ国の主要都市で展開しており、百貨店やブランドショップ、ホテルを含む約30 万の店舗と提携し、毎日10 万人の旅行者に弊社サービスをご利用いただいています。
日本ではこうしたサービスをグローバルブルーティーエフエスジャパンと、グローバルブルーの100%子会社であるグローバルブルージャパンの二つの事業体で展開しております。グローバルブルージャパンは訪日外国人のために多通貨決済サービスを提供しています。これは商品購入、宿泊・飲食費などをクレジットカードで決済する際に日本円か自国通貨を選べるサービスで、瞬時に為替を計算してそのときどきのベストレートをご呈示するものです。取り扱い通貨も95% 以上の訪日旅行者に対応し、都内の多くのラグジュアリーホテル様でご利用いただいております。
一方、当社では免税サービスを導入している小売店様を対象に、免税処理効率を向上するためのテクノロジーの提供をはじめ、訪日外国人の免税消費動向を分析するデータサービス、外国人旅行者誘致のためのマーケティングサービスやコンサルティングサービスなどを手掛けています。