㈱ティーライフ環境ラボ 代表取締役
ティーライフアカデミー校長
ANA クラウンプラザホテル京都 ブライダル担当顧問
トータルライフコンシェルジュ 加藤淳子氏
10 年間ブライダル専門学校の講師を経験し、数多くのウエディングプランナーを養成してきたのが、トータルライフコンシェルジュとして活躍中の㈱ティーライフ環境ラボ 加藤淳子社長だ。指示待ちの若者が増えている中、“ 教えれば熟す器用は持ち合わせている”という信念のもと、さまざまな視点から人材育成に向けた連載を6 月3 週号よりスタート。「ウエディングプランナーの心構えのリニューアル必須」を題材に書き上げていただいた。
ビジネスでもプライベートでも一番大切なのは、初対面での第一印象、誰からでも慕われる人、好かれる人はまずはあいさつがきっちりできるということです。あいさつは幼児から大人まで、その大切さを知っています。あいさつというものは、一朝一夕に身に付くものではありません。幼いころからの家庭環境が大きく影響します。幼いころに身に付いた習慣は、大人になってからも持続します。ところが、年々あいさつをしない若者が増えているのが現状です。最近ではある経営者の方から社員が、「どうしてあいさつをしなければいけないのか? どういう意味があるのか」と聞いてくると聞いたことがあります。
「あの人、あいさつもろくにできないのよね」このような文句もよく聞きます。
それは、この言葉からも分かる通り、あいさつというのは礼儀の基本であり、本来できていなければいけないものなのです。人間同士のお付き合いにおいて大切な入り口であり、お互いに心を向け合うことにより、信頼関係を築くきっかけになります。ただし、心のこもらないあいさつはかえって相手に対して失礼です。お客さまだけでなく、上司や同僚から信頼され慕われる人はたとえ体調や気分が悪くても決して表面には出さず、笑顔であいさつができる人です。