採取した蜂蜜「庭のはちみつ」を「Spring」「Summer」として商品化
庭のホテル 東京(東京都千代田区)は10月4日、15階屋上での養蜂プロジェクトを通じて採取した蜂蜜「庭のはちみつ」のレストランでの提供ならびに瓶詰販売を開始した。
同ホテルは2022年より「eco庭プロジェクト」を展開しており、敷地内の4つの庭から集めた落ち葉を腐葉土に加工し、屋上の約35㎡のスペースで野菜とハーブを栽培。そして、同菜園でのメロンやカボチャなどの果菜類の受粉促進を目的に、2024年2月より養蜂プロジェクトを開始した。
当初、地上約53mの高さの屋上でミツバチが定着するか否か懸念要素もあったが、Beeslow社の技術指導を受けて約1万匹のミツバチを用いた養蜂を開始した後、5月に約10万匹まで増加。
それに伴い5月に13kg、6月は25kg、8月は35kgとこれまで計73kgの蜂蜜を収穫。10月中旬に年内最後の採蜜を予定しており、合計85kgの蜂蜜採取を目指している。なお、5月の採取時に採取量の想定がとれるようになり、商品化への道筋がたったという。
そして採取した蜂蜜を用いて「Spring」「Summer」として2種類を商品化し、「ダイニング 流」では朝食ブッフェにてヨーグルトなどへの添え物、オリジナルドリンクの「ハニーレモンスカッシュ」や「ハニーブランデーフィズ」にて使用。
瓶詰販売では「Spring(120g)」「Summer(120g)」ともに4980円(税込み)で販売し、宿泊ゲストおよびレストラン利用のゲストは20%割引にて購入可能である。
このほか、昨年から販売開始したオリジナルクラフトビール「庭のビール 山葵」において、2024年9月から副原料として同蜂蜜を使用しており、11月からは同蜂蜜を用いた新たなオリジナルクラフトビールの発売を予定する。
―――
文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp