2017 年6 月15 日、セント レジス ホテル 大阪の総支配人として近藤 豪氏が着任をした。ラグジュアリーから宿泊主体型まで相次ぐホテル開業を迎えるなど変化が著しい大阪のホテルマーケットの中にありながらも、近藤氏は同ホテルにさまざまなポテンシャルがあると語る。近藤氏の感じる同ホテルの可能性、そして目指すビジョンとは。
Profile
近藤 豪 氏
(Go Kondo)
1997 年レ・ロッシュ大学(スイス)卒業。同年ヒルトンインターナショナル コーポレートマネージメントトレーニーとして入社。99 年ヒルトン大阪 レストラン統括支配人、2001年 ザ・リッツ・カールトンドーハ 飲料支配人、03 年ヒルトン東京ベイ 料理飲料部副部長兼レストランディレクター、04 年ヒルトン東京ベイ・大阪・東京 料理飲料部部長、09年ヒルトン小田原・東京・アデレード 副総支配人、13 年ザ・リッツ・カールトン京都・大阪 副総支配人、16 年ザ・リッツ・カールトンバリ ホテルマネージャーを経て17 年6月 セント レジス ホテル大阪 総支配人に就任。現在に至る。
セント レジス ホテル大阪
〒541-0053大阪市中央区本町3丁目6-12
WEB=http://www.stregisosaka.co.jp/
現状を把握しながら
これからのビジネスの
ポテンシャルを模索した
❒ まず、6 月15 日に着任されて最初に取り組んだことについて教えてください。
まずは現状を把握することから始めました。開業から7 年が経ち、マリオット・インターナショナルとスターウッドホテル&リゾートの統合後、初の人事異動で、私はそれまでマリオット・インターナショナルのザ・リッツ・カールトンブランドのホテルにいましたので、このホテルの基盤がどのようになっているかを確認しました。
同時に、今後どのようなところにビジネスのポテンシャルがあるかも探しました。すでに稼働率も高く、レピュテーションのスコアも高い。大阪ではトップブランドとして認知されています。そこからさらにビジネスを伸ばすためにどこにチャンスがあるのかを見つける必要があったからです。