一般社団法人全日本ホテル連盟(本部・東京都千代田区)は11月8日、会員ホテルの2024年10月客室利用率の調査結果を発表した。回答ホテル数は225軒の協力ホテルのうち120軒、調査結果は速報値となる。
同調査によると2024年10月の全国平均は85.7%、前年同月83.4%と2.3ポイント増の結果となった。全国平均では前年実績を若干上回ることとなったが、北海道、東海、中四国、九州では前年同月を下回ることとなった。
当月は全国的に好成績であったとのコメントが多く寄せられ、月初は中国の建国記念日である国慶節の連休で中国人の需要大、各地でのさまざまなイベント、行楽シーズン、一部の地方では衆院選挙にかかる長期宿泊需要も集客に影響したとのこと。
横浜地域では過去最高益のホテルが続出し、東京都でも最高の稼働や売上を記録したホテルが複数あり、全国的に欧米系のインバウンド客が増える傾向にあるという。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp