水木しげるロード/「まち交大賞」
鳥取県境港市には平成元年(1989 年)に「緑と文化のまちづくり」の一環として同市商店街に、同市出身の漫画家水木しげるの代表作品「ゲゲゲの鬼太郎」などの諸作品に登場する妖怪をモチーフにした銅像・ブロンズを設置した「水木しげるロード」の開設を決め、平成5 年にオープンした。当初は銅像オブジェは23 体でスタートしたが、今では153 体になっており、平成15 年には水木しげる記念館もオープンしている。平成16年には「美しい日本の歩きたくなる道」に選ばれている。平成9 年には観光客は38 万人だったが平成16 年には85 万人に増加し、平成28 年の鳥取県の観光調査では、境港市周辺への観光客の入込客数は173 万人と推定されており、県内では砂丘に次ぐ観光資源となっている。
県民所得は全国最下位
当県の面積は3507.1㎢で、全国41 位。奈良県より小さく、佐賀県より大きい。人口は57.1 万人で全国47 位。46 位の島根県よりも12 万人少ない。年齢構成比を見ると、14 歳以下の幼年人口は12.9%、15 ~ 64 歳の生産年齢人口は57.1%、65 歳以上の老年人口は30.0%となっており、全国平均と比べると高齢化が進んでいる。県民分配所得は1.3 兆円で、全国最下位の47 位。46 位の島根県より0.3 兆円小さい。一人当たり所得は233 万円の全国46 位で、沖縄県よりやや高い。産業別構成比を見ると、第1 次産業は2.1%、第2 次産業は17.8%、第3 次産業は79.0%で、第2 次産業比率がかなり低い。一人当たり工業出荷額は116.7 万円で、全国平均にくらべて半分程度である。
ホテル客室数はやや伸びている
飲食店数は14 年で2778 店。内訳を見ると、食堂レストランが285 店で10.3%。専門料理店が735 店で26.5%を占める。その中で多いのは、中華料理店の224 店で8.1%を占める。次いで日本料理店が多く193 店で6.9%となっている。そのほか、そば・うどん店が95 店(3.4%)、すし店が63 店(2.3%)となっている。また、遊興飲食店のバー・キャバレー・ナイトクラブは694 店(25.0%)、酒場・ビヤホールが382 店(13.8%)と両者で38.8%を占めている。以上のほか、喫茶店は399 店(14.4%)、ハンバーガーなど、その他の飲食店は116 店(4.2%)、09 年調査から飲食店から分離された「持ち帰り・配達飲食サービス業」は313 店ある。ホテル数は13 年で61 軒、客室数は4686 室で、90 年からの伸び率をみるとホテル数は全国の83.9%に対して74.3%と平均を下回っている。客室数は全国の108.0%に対して、当県は137.9%と全国平均をやや上回っている。
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