東京商工リサーチによる2018 年4月の「倒産月報」が5 月10 日に発表。全国の企業倒産件数は650 件、負債総額が954 億6700 万円となった。
倒産件数は前年同月比4.4%減(30件減)で2 カ月ぶりに前年同月を下回り、4 月としては1990 年(526 件)
産業別では10 産業のうち、7 産業で前年同月を下回ったが、製造業が83 件(前年同月比9.2%増)と3 カ月ぶりに増加に転じ、今後の推移が注目される。
負債総額は前年同月比8.2%減(85億9,300 万円減)で4 カ月連続で前年同月を下回った。負債10 億円以上の大型倒産が12 件(同40.0%減)だったのに対して、負債5000 万円未満が373件(同4.4%増)と増加し、全体の約6 割を占めるなど、小規模倒産を中心に推移した。このため、平均負債が4 月としては過去20 年間で最少の1 億4600万(前年同月比4.5 %減)にとどまった。
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