宮城県産仙台牛イチボのグリル プリフィックスコースの１品。手打ちパスタは常時３種類を用意している。 （左）東京メトロ日比谷線「六本木」駅から徒歩２分、東京メトロ千代田線

　エントランスに生花、個室の壁には季節を感じる日本画を飾り、食器にもあえて色のあるものを選んでいる。これらが美しく映えることを意識した店の名前は“カラーズ”。私設美術館を経営するオーナーの影響もあって、色にこだわっている。「ビルに囲まれた立地ですが、季節を感じられて気軽に立ち寄れるお店にしたいと思っています」とは料理長の小久保隆彦氏。「梅山豚」や「仙台牛」、「かほる茶豆」などこだわりの国産素材を生かしたイタリア料理を供する。21時まではコース料理がメイン、21時以降はアラカルトとワインでトラットリア風に。「時間帯でイメージを変えて、気軽に通える店を目指したい」という。厨房の裏に造った個室も、会食や記念日のディナーなど様々な用途に使えそうだ。すべてが調和して上質な時間が流れるレストランである。