エントランスを入るとブティックスペースで、棚やショーケースにはおしゃれなデザインのショコラやパッケージ商品が並び、パリを彷彿とさせる雰囲気
東京・日本橋に、3 月26 日「ル・ショコラ・アラン・デュカス 東京工房」がオープンした。アラン・デュカス氏が、40 年間抱き続けたショコラの店を持つという夢はニコラ・ベルジェ氏と出会い、ショコラの原点に立ち返ることから始まった。2013 年パリ工房のオープンから5 年、その精神を継承する海外1 号店の場所に選んだのが東京・日本橋だった。
木、レンガ、ガラス、鋼を使い機能美を追求したクラフトマンシップあふれる空間の1 階はブティックと工房。温度に敏感なチョコレートを扱うため、ブティック内は18℃、ウインドウ内は15℃に設定している。工房は工程ごとにさらに繊細な温度設定がなされている。中2 階はル・サロンからは工房の様子を見ながらショコラを楽しめる。東京工房のエグゼクティブ シェフ・ショコラティエに就任したジュリアン・キンツラー氏は東京・銀座の「ベージュ アラン・デュカス 東京」でシェフ・パティシエを務め、パリ工房でニコラ・ベルジェ氏に2 年間薫陶を受けて、日本限定のデセール作りにも力を入れている。ショコラを心から愛するアラン・デュカス氏の魂の宿る場所が誕生した。
サクサクと軽やかで重厚ながら軽い食感のミルフィーユ・トゥ・ショコ1700 円
ル・サロンのデセールは日本限定で6 種類ある。写真は「ムース・オ・ショコラ」1600 円
アラン・デュカス(右)とエグゼクティブ シェフ・ショコラティエのジュリアン・キンツラー ©Pierre Monetta
テイクアウト用の焼き菓子 5 種 。左からフィナンシェ、サブレ、パン・ド・ジェーヌ、クッキー、ケーク・トゥ・ショコ。焼き菓子5 種詰め合わせ2800 円
グラフィックデザイナーのピエール・タション氏デザインのタブレット。世界12 の産地のカカオによる、27の異なる味わいが楽しめる ©Pierre Monetta
カカオ豆から作ったクーベルチュール(チョコレート)をパリ工房から輸入し、店内奥の工房でタブレット、ボンボン・ショコラ、焼き菓子、デセールを作っている
ル・ショコラ・アラン・デュカス 東京工房
住所=東京都中央区日本橋本町1-1-1
営業時間=11:00〜20:00
電話=03(3516)3511
ル・サロン=30席
開業日=2018年3月26日