2018年3月における全国のホテルパフォーマンスについて集計がまとまった。
2018年3月の全国の平均客室稼働率は82.1%で対前年月比0.1ポイント減となり、定員稼働率は75.0%で対前年月比0.1ポイント減となった。
なお、同時に行なっている「全国客室平均単価(ADR)エリア分析速報」の集計によると、ADRの全国平均は10,856円で対前年同月比0.9ポイント上昇。結果RevPARは8,989円で対前年同月比1.3ポイント上昇となった。
2018年3月は、本州エリアでは軒並み稼働率は低迷傾向にあったが、北海道・九州・沖縄では稼働率は伸長した。特に北海道はインバウンド増加に伴う内容のコメントが多く寄せられており、稼働率・ADR・RevPARの3指標が伸びた。
【東北エリア】68.9%(0.9 ポイント下落)。
青森は「天候不良による欠航に伴う送客」。秋田は「ビジネス需要が少なかった」。盛岡は「大きな大会や学会がなかったが、ビジネス客やインバウンド客の宿泊で前年に比べて増加」。仙台は「ツアー客減、学会があまりなかった」。酒田は「工事関係(長期滞在者)の減少」。福島は「週末の日曜日も大きく稼働が下がらず、高稼働をキープ」。
「全国稼働率調査」記事詳細は5月4・11日号にて。本誌では実際の各地域の稼働率、前年同月比、各エリアでの同月の特色などのほか、ADR動向を掲載している。
※本誌「全国客室平均単価(ADR)エリア分析速報」における稼働率は「全国61都市ホテル客室稼働率」と集計ホテル数が異なるため、対前年月比の数値が異なる場合があります。
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