モダンスタイリッシュに統一された店内。ここにも新しい洋食のスタイルを感じる
ソルト・コンソーシアムが熊本の人気ビストロ、「LE BISTRO 遠山」のオーナーシェフ、遠山忠芳氏とタッグを組んで上野に“bistro 洋食” をコンセプトに「上野洋食 遠山」を開店した。もともとソルトの井上代表が“ 日本食”を世界に発信したいという思いがある中、かつて遠山氏が腕を振るっていた京都の老舗洋食店での出会いがあったそうだ。おのおのの思いを話すうちに、共に世界進出を視野に入れた新しい洋食のスタイルを作り上げようとこの度の出店につながった。その際、せっかく世界への礎を築くスタートにするならばと洋食の聖地、上野での勝負に正面から挑むことにした。遠山氏のスペシャリテは1週間かけて煮込んだデミグラスソース。熊本と上野の店を兼任する遠山氏のクオリティーが維持されるようレシピを工夫し、遠山氏が熊本にいる際は熊本のスタッフが上野に入るなどオペレーションも丁寧に行なっている。そうした姿勢がお客さまに伝わるのか早くもリピート客がつき、目的来店も増えているという。駅前商業施設店としては快挙だ。今までにない取り組みで外食業界に次々旋風を巻き起こしているソルトが手掛けた“ 日本食である洋食” が世界にどう発信されていくのか? これからがとても楽しみだ。