年代物のタペストリーが掛かるロビーラウンジの「Great Hall」。
ハートウェルハウスは、スイートを含め全32室を3階建てのメインハウスに持つ珠玉のホテルだ。今回は“リー家”由来の「The Lee Suite」を紹介したい。ホテル最大の面積を誇り、建物の中心に位置するグランドスイートである。メインダイニング「The Soane Dining Room」は著名な建築家Sir John Soane氏がデザインした大広間をレストランとして修復したもので、仕切られたアーチとドーム状の天井が見事だ。その他、ロビーラウンジの「Great Hall」、多数の蔵書を誇る「Library」、アフタヌーンティーの「Drawing Room」、ロココ様式の眩いサロン「Morning Room」など、館内はまるで宝石箱のような華麗なサロンで輝いている。スパ施設「The Hartwell Spa」はメインハウスから離れたガーデンの中に独立して建てられている。
このホテルの最大の見どころは、ジャコビアン様式で構築された階段空間“グレート・ステアケース”「Great Staircase」であろう。
さまざまな中世騎士の像が階段の親柱や支柱にいくつも付けられた光景は実に圧巻である。
ロココ様式の眩いサロン「Morning Room」。館内はまるで宝石箱のような華麗なサロンで輝いている。
ロココ様式の眩いサロン「Morning Room」の華麗なシャンデリア。
ハートウェルハウスの中心に位置するロビーラウンジの「Great Hall」。
多数の蔵書を誇る「Library」。この部屋でルイ18世が王位継承の署名をしたという。
サロン「Drawing Room」や「Library」でアフタヌーンティーを楽しめる。