東出 江津子
(ひがしで・えつこ)
Etsuko Higashide
〈プロフィール〉ザ・キャピトルホテル東急 エグゼクティブコンシェルジュ。レ・クレドール ジャパン 前会長。明治大学卒業後、センチュリーハイアットリージェンシーに入社。宿泊部業務全般とアシスタントマネージャー業務を経験後、本格的にコンシェルジュとしてスタート。その後、メリディアングランパシフィック、フォーシーズンズホテル丸の内東京、ホテルニューグランドでシェフ(チーフ)コンシェルジュ(管理職)の経験を重ね、2015 年7 月よりザ・キャピトルホテル東急に移り、現職に。1990 年、レ・クレドール インターナショナルより指導を受け、レ・クレドール ジャパンの創設のための勉強会を東京で主催。1992年よりレ・クレドール会員
レ・クレドール
1929 年、パリのグランドホテルの11 人のコンシェルジュが集まり始まった組織。現在、世界の44 の国と地域のホテルコンシェルジュが所属し、活動を共にしている。
https://www.lesclefsdor.org/
レ・クレドールジャパン
1990 年より活動がスタート。1995 年、レ・クレドールシンガポール日本支部として本格的な活動をスタートし、1997 年、レ・クレドールジャパンとしての国としての正式参加を許される。
http://www.lesclefsdorjapan.com/jp/
日本コンシェルジュ協会
2005 年より、レ・クレドールジャパンより分離し、コンシェルジュ会員、ホテル会員、個人会員、法人会員として、国内で活動。
http://www.japanconciergeassociation.com/
メンバーシップについて
レ・クレドールジャパンの目標の一つに“コンシェルジュの人材育成から「世界メンバー」への育成”があります。
レ・クレドールジャパンのメンバーは、国内での活動の一つとして日本コンシェルジュ協会(以後協会と表記)にも所属し、協会の皆さんとつながり活動を共にしています。互いに触発され、成長することを大切に考えているからです。そして協会コンシェルジュ会員が進む方向性の一つの選択肢として、レ・クレドールのメンバーシップがあります。
入会審査を受けるにあたり、ホテルを代表する人材として協会に参加し、定例会幹事や運営担当など、3 年以上協会内での積極的かつ継続的な活動努力をすることを条件としています。それはコンシェルジュという職業の本質と役割をしっかり学ぶことで所属ホテルでのチーム作りに寄与し、コンシェルジュ業界の中での自分の役割を知り、さらに、“ほかのホテルの仲間と協力し合うこと”に意欲を持ち、より高い目標が持てる力を蓄える、そんな大切な時間とわれわれはとらえているからです。その後、入会までは、設けられたメンバーシップダイレクター、メンター制度などの個別に相談を受けアドバイスをするシステムを確立し、多くの時間を当てています。