アコー(日本支部・東京都港区)ならびにサッポロ不動産開発株式会社(本社・東京都渋谷区)は1月30日、北海道札幌市にて全118室の「ホテル創成札幌 Mギャラリー」をオープンした。総支配人は北原 匡氏。
地下鉄のバスセンター前駅より徒歩5分、札幌を南北に横断する創成川の東の「創成イーストエリア」に位置し、地上6階・地下1階建ての規模。前身の「ホテルクラビーサッポロ」から約9カ月間のフルリノベーションを経ての展開となる。
同エリアはかつて工業の中心として栄えており、ホテルのデザインは「21世紀に生まれ変わる開拓使時代の邸宅」 をテーマとし、当時の開拓者たちが見た光景を現代的に再構築したという。
エントランスにはビールの原料である「ホップ」を彷彿させる立体彫刻がゲストを出迎え、香水産業の創造に使用された「ハマナス」をアクセントとして館内デザインに用いるなど、同エリアの歴史のエッセンスを随所に散りばめたつくり。
全118室の客室は29㎡の「スーペリア」をはじめ、39㎡の「デラックス」、58㎡の「はまなすスイート」など計7タイプを有する。客室は和と洋が融合したデザインとし、香水の瓶めいたペンダントライトやホップのバスソルトを配置。
1階に構えるレストランやバーはビールの醸造所をモチーフとしたデザインであり、レストランは壁一面にビール瓶とLEDを埋め込んだアートウォールやアーチ形状の天井を特徴とする。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp