マンダリン オリエンタル ホテル グループ(本社・香港)は12月15日、瀬戸内エリアにて2027~2030年にかけてのホテル開業計画を発表した。
同グループの国内での展開は東京店に次ぐ2~4軒目となり、今回の発表では2027年夏開業予定の「マンダリン オリエンタル 瀬戸内 − 高松」および「マンダリン オリエンタル 瀬戸内 − 直島」について公表。なお、3軒目については瀬戸内の別の島にて、50室規模で2030年の開業を目指している。
高松店は高松駅に隣接したサンポート地区に位置し、全92室の都市型リゾートホテルタイプ。館内にはレストランやバー、スパ、ウェルネス施設を完備する計画である。
直島店は全22室の日本旅館スタイルのホテルであり、本館とヴィラに加えて、離れ3棟が町に溶け込むかたちで点在し、それぞれプライベートテラスと日本庭園を併設。
なお、各施設間を宿泊者がプライベートヨットで移動できるよう、クルーズサービスの導入が現在検討されているのも特徴だ。
同グループ最高経営責任者のローラン・クライトマン氏は「瀬戸内は好奇心旺盛かつ目の肥えた世界中の旅行者から愛される、日本の中でも特異な地域です。今回の発表はまた、当社がオリジナリティにあふれ最高級の体験重視型のホスピタリティを提供する、日本国内におけるポートフォリオの拡大に継続して取り組んでいく姿勢を明確にするものです」と述べる。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp