訪日は34.2%減の181万7500人出国は64.0%減の69万4300人
日本政府観光局(JNTO)による訪日外客数・出国日本人数の 2023年 3月の推計値がまとまった。訪日外客数は181万 7500人 COVID-19(新型コロナウイルス)の影響前の2019年同月比34.2%減)となった。3月の訪日外客数は桜シーズンの訪日需要の高まりやクルーズ船の運航再開等の影響により、2019年同月比 65.8%の 1,817,500人となった。
米国をはじめとした欧米豪中東地域からの訪日外客数の大幅な増加が全体を押し上げ、当月は昨年 10月の個人旅行再開以降で最高を記録した。また、定期便においては増便・復便の傾向が見られるが、依然として多くの市場では回復途上にある。
観光立国復活に向けて、観光地・観光産業について持続可能な形で「稼ぐ力」を高めるとともに、地方誘客や消費拡大を促進しつつインバウンドの V字回復を図る必要がある。個人旅行の再開や入国手続き等の実用情報の的確な発信と併せ、これからの訪日観光の柱となるサステナブルツーリズム等の情報発信や MICE誘致等の取り組みを強化していくことが求められる。
市場別では、韓国は 466,800人(対 19年同月比 79.7%)であった。中国は 75,700人(対19年同月比 11.0%)。台湾は、278,900人(対19年同月比 69.3%)。香港は 144,900人(対 19年同月比 84.5%)だった。
東南アジアにおいて、タイは 108,000人(対 19年同月比 73.2%)。シンガポールは 52,700人(対19年同月比 120.6%)。
豪州 45,200人(対 19年同月比 102.3%)。カナダは、36,400人(対 19年同月比 95.9%)。米国は、203,000人(対 19年同月比 115.0%)だった。 このほか、出国日本人数においては 69万 4300人(対 19年同月比 64.0%減)だった。
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