訪日は43.4%減の147万5300人出国は65.0%減の53万7700人
日本政府観光局(JNTO)による訪日外客数・出国日本人数の 2023年 2月の推計値がまとまった。訪日外客数は147万 5300人 COVID-19(新型コロナウイルス)の影響前の 2019年同月比43.4%減)となった。2月の訪日外客数は桜シーズンを控えた閑散期にあたることや前月の旧正月の反動などにより、特に東アジア市場からの訪日外客数が減少した。
しかし、その他の市場の堅調な回復により、訪日外客数は回復率としては前月を上回る結果となった。また、定期便においては増便・復便の傾向が見られるが、依然として多くの市場では回復途上にある。
観光立国復活に向けて、観光地・観光産業について持続可能な形で「稼ぐ力」を高めるとともに、地方誘客や消費拡大を促進しつつインバウンドの V字回復を図る必要がある。個人旅行の再開や入国手続き等の実用情報の的確な発信と併せ、これからの訪日観光の柱となるサステナブルツーリズム等の情報発信や MICE誘致等の取り組みを強化していくことが求められる。
市場別では、韓国は 568,600人(対 19年同月比 79.4%)であった。中国は 36,200人(対 19年同月比 5.0%)。台湾は、248,500人(対 19年同月比 62.2%)。香港は 119,400人(対 19年同月比 66.6%)だった。 東南アジアにおいて、タイは 73,300人(対 19年同月比 68.0%)。シンガポールは 27,100人(対19年同月比 103.8%)。
豪州 37,700人(対 19年同月比 79.1%)。カナダは、19,000人(対 19年同月比 79.6%)。米国は、86,900人(対 19年同月比 93.8%)だった。 このほか、出国日本人数においては 53万 7700人(対 19年同月比 65.0%減)だった。
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