韓国で統合型リゾート(IR)を展開するパラダイス社はパラダイスホテル釜山(客室532 室)で、非接触サービス強化および、生産性向上の一環として「AIサービスロボット」を試験導入することを発表した。AI サービスロボットの開発は韓国KT 社で、3D の空間マッピング技術や自律走行など、最先端のソフトウェアを搭載。精密な駆動技術により、テーブル間の移動や障害物の回避を柔軟に行なえるという。
試験導入では、レストランのニクス・グリン&ワインにロボットが3カ月間配備され、人間のウェイターを必要としない料理の給仕や使用済みの食器の回収が予定されている。
同ホテルは「ロボットなどの先端技術を用いた非接触対面サービスがホテル業界に浸透してきたことから、当ホテルでも、AI サービスロボットを試験導入することを決めた。今後もホテル内のさまざまな場面で、非接触サービスの拡大を目指す考えです」と述べた。
なお、同ホテルは防災・衛星管理専門チームを立ち上げ、客室、レストラン、レジャー施設、パブリックスペースなど、すべての館内で徹底したCOVID-19 感染予防や衛生検査を行ない、保温、必須マスク着用、QR コード登録、定期的な施設メンテナンスなどを実施している。
パラダイスホテル釜山で試験導入した「AI サービスロボット」