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2021年1月22日号 トップインタビュー 東急リゾーツ&ステイ株式会社 ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts 総支配人 西原 吉則 氏 東急不動産株式会社 ウェルネス事業ユニット ホテル・リゾート事業本部 ホテル企画部 ホテル企画第三グループ グループリーダー課長 望月 巧実 氏

トップインタビュー 東急リゾーツ&ステイ株式会社 ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts 総支配人 西原 吉則 氏/東急不動産株式会社 ウェルネス事業ユニット ホテル・リゾート事業本部 ホテル企画部 ホテル企画第三グループ グループリーダー課長 望月 巧実 氏

【週刊ホテルレストラン2021年01月22日号】
2021年01月20日(水)
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ホテル館内だけでなくリゾートの滞在を宿泊客が楽しめるスタイルを創りたい

---「ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts」のプロジェクトが立ち上がるまでの経緯を教えてください。

望月 ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts が立地するのは、繊維事業などを展開する㈱しょうざんが経営する「しょうざんリゾート京都」というリゾート施設がある約3 万坪の敷地内です。

2014 年に開業した会員制リゾートホテル「東急ハーヴェストクラブ京都鷹峯&VIALA」も同じ敷地内の土地をお借りする形でスタートしているのですが、今回は土地の一部を取得させていただく形でROKU KYOTO を開業することになりました。

この場所にはボウリング場があったのですが、ボウリングブームも過ぎ去り、建物の老朽化もかなり進んでいたことから、しょうざんとしてもそこをどのようにしていこうかという積年の課題を抱えていたそうです。

しょうざんリゾートは桜や紅葉のシーズンには多くのお客さまが訪れるのですが、それ以外の時期は安定的に観光客が訪れる場所ではありませんでした。ハーヴェストクラブを開業してからは宿泊者がしょうざんの飲食施設をランチやディナーに利用するようになりました。通年で安定的に集客できるようになったことで、しょうざんから高く評価をしていただいています。

ただしハーヴェストクラブは国内のお客さまだけの会員制ホテルなので、インバウンドが増えていくマーケットにおいてパブリックホテルも創ることができないだろうかという発想が生まれました。その発想がROKU KYOTO のプロジェクトにつながったのです。

敷地の中でハーヴェストクラブが東の位置に、ROKU KYOTO が南の位置にあります。その間にしょうざんの和食や中華などさまざまな料飲施設、ブライダル施設がありますので、リゾート全体をお客さまに楽しんでいただければと思っています。

---LXR HOTELS & RESORTS のブランドホテルは、しょうざんリゾート京都のさらなる価値向上にもつながるのですね。

望月 周辺地域にはミシュランの星付きレストランが集積し、「アマン京都」が2019 年に開業しました。しょうざんリゾート京都がある鷹峯というエリアは高級で良質な地域になりつつあり、しょうざんと東急不動産はその流れを加速させたいという共通の思いを持っています。

 ROKU KYOTO をデスティネーションとしての価値があるラグジュアリーなリゾート施設にしていくために、京都に1 軒もないヒルトンのブランドである「LXR」を冠することに決めました。

 LXR を選んだ理由の1 つに、桃山時代後期に興った造形芸術の流派、琳派の発祥の地である鷹峯に相応しい、高い価値を提供できるブランドであることが挙げられます。この地は琳派の創始者である本阿弥光悦と俵屋宗達をはじめ、若手の芸術家を400 年以上前に集めて住まわせていたアーティストレジデンスのような町だったそうです。さらに、しょうざんが織物の地域である西陣からこの地に移ってきたという歴史もあります。こうしたストーリーを活かすためには、レギュレーションが細かく決まっているハードブランドではなくオリジナリティを出せるソフトブランドだと考えました。ヒルトンのソフトブランドであるLXR によって、独自性のある魅力を強く打ち出していこうと私たちは決断したのです。
 今回のプロジェクトはホテル単体では私たちが思い描くスタイルを展開するためにLXRは適切なブランドだと思います。

王道の京都ではなく、知られざる京都の魅力を土地の歴史とともに伝えていく

---ROKU KYOTO のコンセプトを教えてください。

望月 コンセプトは「Dive into Kyoto」です。型にはまらない独自の美学を築き上げてきた土地の歴史や文化を背景に、滞在を通じてまだ知られていない京都の奥深い魅力に浸っていただけるリゾートホテルを目指そう。そんな思いが込められています。

アヴァンギャルドなアートを築き上げてきた琳派、自由な建築や独特な庭園を創ってきたしょうざんによって、独自の美にあふれた場所として歴史を刻んできた土地の魅力を私たちは発信していきます。
ROKU KYOTO に泊まり、非日常の中で活力を取り戻し、再び日常に帰っていく。そんなリゾートにしていこうと考えています。

ホテル名の「ROKU」は鷹峯三山の「麓」に位置すること、敷地内を流れる天神川には平安時代に川のほとりで紙を漉く「漉(ろ)く」を行なう紙座があったことに由来します。自然に囲まれた周辺環境を表現することで、特別な空間を味わえるホテルの価値を伝えていきます。


---総支配人として西原さんを指名した理由を教えてください。

望月 東急不動産としてはじめてのラグジュアリーホテルであるため社内には経験者がいないことから、社外から人選させていただくことになりました。そして副総支配人としてパレスホテル東京を率いて独自のブランドを築かれ、インディペンデントホテルの成功事例を創られた西原さんにお願いするのが、私たちにとって最善の選択だと考えました。ROKU KYOTO にも、インディペンデント的な要素が求められると思っているからです。

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