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2020年6月5日号 TOP INTERVIEW アーバンホテルシステム(株) 本社営業部長 京都統括 総支配人 林 誠亮 氏

TOP INTERVIEW アーバンホテルシステム(株) 本社営業部長 京都統括 総支配人 林 誠亮 氏

【月刊HOTERES 2020年06月号】
2020年06月03日(水)
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医療従事者や在宅ワーカーに寄り添う今こそ地域密着を貫くとき!!

---オリパラに沸くことが期待された2020年は1 月16 日、国内における感染者確認以降状況が一変。京都府下での感染者は現在358 名(5 月18 日時点)となっていますが、コロナ発生以降の変化を伺えますか。

感染者確認の翌週、1 月24・25 日に宿泊キャンセルの連絡が相次ぎました。そこから1 週間程度は、キャンセル対応と相談に追われる日々でしたね。初期の影響と対応は、程度の差はあれどこのホテルでも同様だと思います。弊社は2、3年前から国内需要への意識を高め、インバウド3:国内7 程度で稼働しておりましたので、この段階での影響は深刻なものではありませんでした。

東京での自粛ムードが高まるにつれ影響も大きくなっていきましたが、それでも3 月まで京都の施設はすべて60 ~ 65% の稼働を維持していました。ただ予約が伸びることはありませんので、3 月下旬以降の県外利用者はゼロ。現在は、アーバンホテル京都は30 ~ 40%、観光客をメインターゲットとする二条、四条、五条(3 月16 日開業)については、10% 台の稼働となっています。草津・南草津については平時よりは落ちているものの、40 ~ 50% 台で推移しています。来年春開業を予定しているアメリカのホテル開発案件は、今のところ影響なく進捗しています。

---現在の利用者について、どのようなお客さまの需要となるのでしょうか。

医療従事者に在宅ワーカーの方、そして出張などで京都を訪れていて、自宅のある県外へ戻ることのできない方々、大きくはこのように分類されます。医療従事者や出張の方は、会社や病院からの指示で利用されるケースがほとんどで、利用いただくにあたり地域密着という特性と、特性を生かした取り組みが功を奏しています。

---「特性を生かした取り組み」について具体的にお伺いできますか。

2 月上旬、コロナによる影響の長期化を予想する中で、医療従事者や在宅ワーカーの方の需要を見込みました。そこで新たな商品造成を行ないましたが、OTAなど通常のチャネルで反響を得られるのかという懸念がありました。加えて時間が経過すれば、他社も同様のプランを販売してくるであろうと。他社より先行して販促を行ない、かつお客さまに関心を持っていただける方法を検討した結果、日ごろお世話になっているパートナー企業の方々にお力添えをいただけることとなりました。

パートナー企業にとっても、このご時世にお客さまの所へ伺うきっかけとなりますし、弊社としても、営業の方を通じてホテルのことをご紹介いただける、これ以上の効果はありません。結果として、従来つながりのなかった医療機関から相談をいただくことができ、早期に関係を構築することができました。また少しずつ生活における不安が広がりを見せていたころでもあったので、地域の安全・安心への貢献を目的とした相互のつながりをより深めるべく、各ホテルを中心とした半径500m の地域マップを作成しました。現在も取り組みは続いておりますが、従業員が実際に足で地域の情報を収集し、ソーシャルディスタンスなどにきちんと配慮したうえで、可能であればお話を伺うなど対面のコミュニケーションを図っております。

 

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