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2020年6月5日号 TOP INTERVIEW アーバンホテルシステム(株) 本社営業部長 京都統括 総支配人 林 誠亮 氏

TOP INTERVIEW アーバンホテルシステム(株) 本社営業部長 京都統括 総支配人 林 誠亮 氏

【月刊HOTERES 2020年06月号】
2020年06月03日(水)
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混沌(こんとん)とする京都マーケット 鈍化したインバウンド伸長と企業成長

---まずは、COVID-19( 以下コロナ)発生以前の状況についてお聞かせください。

今年の1 月時点では、京都・滋賀でホテルが五つ。インバウンドの取り込みが一般化して数年ですが、滋賀県の草津・南草津にある二つのアーバンホテルは国内のビジネス需要が中心ですので、過去数年を見ても大きな変動はなく、非常に安定した数字を保っていました。京都ではビジネスタイプのアーバンホテル京都、ワンランク上のアーバンホテル京都二条プレミアムとアーバンホテル京都四条プレミアムの3 ホテルとなります。そして3 月16日に、アーバンホテル京都五条プレミアムの開業を控え、企業として順調な成長を示しながらも、ホテルの状況は今後厳しくなっていくだろうと感じていました。

---京都は現在、日本で最も競争が激しいマーケットとも言われます。この先の状況に不安を感じられていた方は多いと思いますが、御社の直近の推移はどのようなトレンドであったかを伺えますか。

数字のうえでは稼働、ADR ともに前年対比をクリアしていたものの、昨年6 月あたりから内外需ともに伸びを感じにくくなっていました。市内の多くのホテルに共通するトレンドだと思いますが、12 月中旬からは数字が落ち始め、今年1 月はコロナの影響を受けなかったとしても、稼働はほぼほぼ前年並みの着地であったと予想します。背景にあるのは需給のバランスですね。実際に京都市観光局のレポートなどを見る限りでも、延べ宿泊客数は伸長しているのに、2019 年の客室稼働は2018 年を下回っているとされています。ホテル単体でみれば、客室の供給過剰については以前から指摘されてきましたが、京都観光全体の視点では、オーバーツーリズムの問題も鈍化に影響しているのではないかと考えています。

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