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寄稿 北村剛史 

宿泊施設における新型コロナウイルス対応ガイドラインとその運用

2020年05月28日(木)
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宿泊者は、ある程度触るところまで
除菌消毒してほしいと思っている
 
 本アンケート調査は、1 ~ 5 スタークラス別に宿泊施設を想定し、客室清掃内容に関して消毒除菌をどこまで求めるのかについて、回答用選択肢を「①徹底した除菌消毒」、「②ある程度触るところは除菌消毒」、「③できる範囲で除菌消毒」、「特に関係ない」の4 択とし、客室の清掃内容と選択される宿泊施設の関係を調べたものです。調査の結果、5 スタークラスであれば、①と②がなされていないと宿泊しないと回答した人の割合が77.1%、③まで加えますと、90.2%という結果でした。4 スタークラスであれば、①と②がなされていないと宿泊しないと回答した人の割合が76.6%、③まで加えますと、91.2%という結果でした。3 スタークラスであれば、①と②がなされていないと宿泊しないと回答した人の割合が71.5%、③まで加えますと、90.9%という結果でした。2 スタークラスであれば、①と②がなされていないと宿泊しないと回答した人の割合が64.2%、③まで加えますと、90.1%という結果でした。1 スタークラスであれば、①と②がなされていないと宿泊しないと回答した人の割合が58.8%、③まで加えますと、87.3%という結果でした。
 
 上記のとおり客室清掃にあたって「ある程度触るところまで除菌消毒してほしい」との回答が非常に多く見られます。これは、除菌消毒「してほしい」とういうものではなく、「していないと選択しない」という安全・安心が根幹である宿泊市場に対する新たなメッセージだと捉えることができます。ポスト・コロナ時代において、今回の恐怖心が上記のとおり人々の価値観に大きな影響を与えた可能性を鑑みますと、上記顧客ニーズは今後十分検討を要すべき内容であるはずなのです。

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