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2020年3月20日号 トップインタビュー シェラトングランドホテル広島 総支配人 山本 博之 氏

シェラトングランドホテル広島 新規供給が続くマーケットでブレないマネジメントによるさらなる飛躍を

【月刊HOTERES 2020年03月号】
2020年03月18日(水)
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---ところで2022 年にはヒルトン広島も開業されますね。貴ホテルへの影響についてはどのように見られていますか

広島のホテルマーケットのさらなる競争激化が予想されます。そして宿泊特化型ホテルとデラックスホテルの二極化が進むと思います。当ホテルはヒルトンと同じデラックスホテルのカテゴリーですから、競合という意味では私たちにとってリスクになると思います。

しかし、高価格帯のホテルが増えることで、相乗効果も期待できると思います。お互いに切磋琢磨できるので私の個人的な意見としては、私たちにとってもプラスになると考えています。広島という都市としてもMICE などへのアピール度が上がると思います。広島のホテル全体がOne Teamとなって、広島のマーケットを活性化したいですね。

---今後の抱負について教えてください。

自身としては常に冷静で正しく、迅速な判断力を培っていきたいと思っています。ホテル運営では、社内の空気やチームワークを大切にしていきたいですね。それにはリーダーシップが必須だと考えています。課題に直面したときも会社をリードしてくことが真のリーダーだと考えています。

社会的な部分ではこれまでの10 年間でお世話になった分、地域のために恩返しをしたいと考えています。ホテルは、よきせぬ事態が起こったときにどのように地域に貢献できるかが問われます。そうした啓蒙活動にも力を入れていきたいと思います。このエリアで事業を成功させるにはその地域の人たちと上手くやっていかなければならないですから。

数年前からは広島駅周辺の35 企業からなる駅周辺協議会でエリアマネージメントが始まりました。当ホテルも参画して副会長を担当させていただいています。当ホテルも広島の街の方々に認めてもらったのかなという気持ちです。

この協議会で最近話題になっているのは危機管理についてです。たとえば災害時の帰宅困難者の受け入れなど、現状ではホテルごとの判断になっていますが、対応の違いが後に風評被害になってはお互いメリットはありません。街とホテルが一緒になって考えていく必要があると感じています。こうした体制がエリアとして確立できていれば、観光客への大きなプロモーションになると思いますし、宣伝効果も高いと思います。地域の人たちと密にこの街をどうしていこうかという話をできることが光栄ですし、醍醐味でもあります。

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