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スペシャルインタビュー エビアンジャパン 

2020 年 日本進出35 周年「エビアン」がラグジュアリーホテル・レストランのこだわりをエンドユーザーに伝えていく

【月刊HOTERES 2019年06月号】
2019年06月28日(金)
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海外から訪れる観光客は安心を
求めて既知のナチュラルミネラルウォーターを選ぶ
 
 
太田
 海外からの観光客に向けてエビアンが発揮する魅力として、どのような点が挙げられますか。
 
マルシャン 海外からの観光客に向けた訴求という面でも、エビアンは役割を果たしていくことができると思っています。日本はインバウンドが非常に増えていますが、日本は全国各地に美しい文化を持つ国であり、観光客は日本中を巡っています。
各地を訪れた観光客がいく先々でエビアンを探し出せる環境を提供することはとても大切な要素です。エビアンナチュラルミネラルウォーターは主要国(訪日観光客の多い上位、中国、韓国、香港)でも強いブランドとなっているので、旅行者の方々にも良く知られています。旅行者は私たちのブランドを目にすれば自然と手を伸ばしますので、エビアンを置いていただくことで売り上げを最大化することができます。
 
 外国を訪れた旅行者は常に万全の体調でありたいとの思いから、特に水に関しては、自分たちが安心できるものを求める傾向があります。そして、普段から飲んでいるエビアンナチュラルミネラルウォーターは安心して飲むことのできる水だと感じているのです。だからこそ空港やほてるなどの観光客が集まる場所、浅草寺をはじめとする人気の観光スポットには特に力を入れています。
 
太田 エビアンブランドにとって、サステイナビリティはどのような意味を持っていますか。
 
マルシャン エビアンブランドにとって、サステイナビリティは、まさに私たちエビアンのDNA です。エビアンはすべて自然の恵みです。ですから、エビアンは持続可能な方法でビジネスを行なうことと常に環境に配慮した取り組みを行なうことにコミットしています。
 
 エビアンの水源はただ一つしかありません。また、15 年以上かけてゆっくりと自然ろ過されますので、25 年間以上にわたり実践してきている採水地周辺の環境保護と生態系を守る活動は、サステイナブルな未来のために大切な活動です。そうした背景から、エビアンは2020 年までに世界でカーボンニュートラルのブランドになること、また2025 年までに循環型ブランドになることにコミットし、大きく三つ取り組みを行なっています。
 
1)水:水源の持続的な管理と採水地帯の保護。
 
2)二酸化炭素:気候変動に立ち向かう。つまり二酸化炭素の排出量を減らし、排出してしまった二酸化炭素を吸収する。ボトリング工場と、アメリカとカナダの事業部は、2017 年にすでにカーボンニュートラルを達成。排出した二酸化炭素を吸収するための取り組みの一例が2019 年に発足した「ツリープランティング(植樹)プログラム」。パートナーホテルでエビアンが10ℓ飲まれるごとにライブリーフッド基金の協力のもと1本植樹を行なうというもの*2。日本では初めて、ANA インターコンチネンタルホテル東京が4 月からこのプログラムに参加しており、今後増えていく予定。
 
3)パッケージ:使用する容器についても変化。2025 年までに100% 循環型ブランドになるべく、エビアンに使用するペットボトルは、100% リサイクルペットを使用していくという努力目標を挙げている。


 

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