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(株)GARDEがホテル共用部空間をデザイン 

「ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座8」2019年3月20日開業

2019年03月20日(水)
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 CANVASは、人が集う場所。そこに「ホテル」の名称はない。
CANVASが目指すおもてなしに格調や形式を伴った伝統的なものはないからだ。
そこにいるだけで何かが生まれる場所を提供すること、それがCANVASのスタイルだとしている。
 
 今回GARDEがデザインを手掛けたのは、1階ホテル共用部およびカフェ、 2階ラウンジ、13階コンセプトルーム、14階レストランになる。
「VINTAGE MODERN / TIMELESS(ヴィンテージモダン/タイムレス)」をコンセプトとし、伝統と革新、古いものと新しいものが融合した銀座の街に相応しい、普遍的で「間合いのある空間」をテーマに、空間をデザインした。
 
 1950-60年代のミッドセンチュリーヴィンテージ家具と、現代アート作品がミックスした空間は、居ながらにアートを体感できるようにデザインしている。
 
アーティストとのコラボレーションは、新しいものを取り入れ近代文化の起点となった「銀座」に因み、「CANVAS(キャンバス)」が現代アートを育み発信する場となり、アートを通じて街や人が繋がって「ここから何かが始まる」場所になるということを目的としている。
 
エントランスロビーから各エリアに飾られたアート作品は、国内外を代表するコンテンポラリーアーティスト達によるもので、視覚だけでなく聴覚でも楽しめるものとなっている。
 
デジタルな時代に、あえてアナログ感・ヴィンテージ感を融合することで、懐かしくもあり新鮮なイメージの空間となって、滞在する方が心地よく過ごすことができるようデザインしたとしている。
 
 
【デザイン空間について】
1F ENTRANCE LOBBY

レセプションの壁にはChim↑Pom(チン↑ポム)のパズルアートを採用。Chim↑Pomが2014年から製作している“It’s the wall world”と題したシリーズ作品で、今回このホテルプロジェクトのために特別に作られ、パズル製作や「旅を通じて人と場所をつなげる/コミュニケーション」を収めたビデオ(Behind the scene)を2Fラウンジで観賞することができる。
また1Fロビーエントランス横には10mのロングカウンターからなるカフェ(ティーサロン)も併設している。

2F CANVAS LOUNGE
「ヴィンテージモダン」をテーマに、1950-60年代のミッドセンチュリーのヴィンテージ家具をおき、趣味や仕事に開放的で心地よい空間を提供している。
人やアイデアが集う空間の連鎖は、何か新しいことを創造する原動力になると考えている。

2F CANVAS KITCHEN
プライベート簡易キッチンとして使用できるスペースは、ライフスタイルに応じたイベントに対応でき、街(GINZA)と人をつなぐコミュニケーションスペースとして機能している。

M2F FLAVOR&SOUND CULTURE LOUNGE
2階エレベーターホールにはアーティスト八木良太のサウンドシャワーのアートを設置した。
彼の作品らしく、シャワーヘッドから音を水のように浴びる体験ができる。また、「ミュージックライブラリー」には、厳選されたレコードがディスプレイされている。
パーソナルレコードプレーヤーを貸し出ししており、自分で直接音楽を楽しめる空間となっている。

13F CONCEPT ROOM
コンセプトルームは戦後の銀座でひときわ目をひいたモダンな建物である奥野ビル、その建築チームがもしホテルの客室をデザインしたらどんな空間がうまれるか、という想像を膨らませてデザインした1室となっている。

14F RESTAURANT
「タイムレスモダン」のデザインコンセプトを基に洗練されたインテリアと14Fより銀座からお台場を一望できるテラスゾーンが魅力的な空間となっている。

 
【参加アーティストについて】
アートコーディネーション plug in + 武田菜種(JP)<プラグ・イン・プラス / タケダ ナタネ>

http://plugin-plus.com/ja/about_natane_takeda/
 
Chim↑Pom (JP)<チン↑ポム>
http://www.mujin-to.com/artist_chimpom.htm
卯城竜太・林靖高・エリイ・岡田将孝・稲岡求・水野俊紀が、2005年に東京で結成したアーティスト集団。時代のリアルを追究し、現代社会に全力で介入したメッセージの強い作品を次々と発表。世界中の展覧会に参加するだけでなく、自らもさまざまなプロジェクトを展開する。
 
Iván Argote (CO)<イヴァン・アルゴテ>
https://www.perrotin.com/artists/Ivan_Argote/84#news
コロンビア出身のビジュアルアーティスト、フィルム、彫刻、コラージュ、公共空間などその表現方法は多彩。
 
Jonathan Monk (UK) <ジョナサン・マンク>
http://www.taronasugallery.com/artists/jonathan-monk/
美術の模倣が美術を生むという、アートを製作する過程そのものをテーマにする作風で知られている。過去の偉大な作家作品を引用して新たに作品を再構築し、そこに新しい意味や価値を加えるというような事を試みるコンセプチュアルアーティスト。
 
Hank Wills Thomas (US) <ハンク・ウィリス・トーマス>
http://www.jackshainman.com/artists/hankwillis-thomas/
米国出身のコンセプチュアルアーティスト、主にアイデンティティを問うもの、商品、メディア、ポップカルチャーに関連するテーマを扱う。
 
八木良太(JP)<ヤギ リョウタ>
http://www.mujin-to.com/artist_yagi.htm
既製品を用いた作品を構成し、その現れによって人間の知覚やそれを利用した工学的システムを浮かび上がらせるような作品を発表している。 音響作品をはじめとして、オブジェや映像、インスタレーションからインタラクティブな作品など、表現手法は多岐にわたる。


【施設概要】
構造・規模:鉄骨造、地上14階、高さ47.7m 客室数:121室(3-13階) 付帯施設:1階カフェ、2階ラウンジ、プライベートキッチン、ミュージックライブラリー、フィットネスジム、13階コンセプトルーム、14階レストラン ホテル開発:ケネディクス株式会社
ホテル経営:株式会社スペースデザイン ホテル運営:株式会社ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ

 
【ホテル概要】
開業日:2019年3月20日(水) 所在地:東京都中央区銀座八丁目9番4号 アクセス:東京メトロ銀座線「銀座」駅A4地上口徒歩約5分
https://www.canvas-ginza8.jp/

(株)GARDE
http://www.garde-intl.com/

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