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【IRレポート】

世界最長の跨海架橋プロジェクト 「港珠澳大橋」開通

【月刊HOTERES 2019年03月号】
2019年03月15日(金)
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将来的に香港国際空港と直結
 
 大橋の香港側イミグレーション施設は香港国際空港に近い位置にあるものの、往来するには、一旦、路線バスやタクシーなどで移動し、かつ、それぞれで出入境の手続きをする必要が生じるため、地の利を活かしきれていない。目下、香港国際空港と大橋の香港側イミグレーションを地下で直結させる工事が進められており、実現した暁には利便性が飛躍的に向上するだろう。これとは別に、マカオ市街地と香港国際空港を結ぶクロスボーダーバスのエアポート路線が開設予定とのこと。
 
 大橋のマカオ側、香港側のイミグレーションがいずれも市街地からやや離れた場所にあるため、バスを利用した場合の両市街地間の移動時間は2 〜3 時間程度を見込む必要があり、結果的に海路ルートの方が早くて快適という声も聞かれる。

ただし、マカオ政府統計調査局が公表した昨年11 月の統計によれば、マカオの主な海の玄関口(外港及びタイパフェリーターミナル)経由の出入境者数は前年同月から34%の大幅減となる68 万8513 人にとどまった一方で、港珠澳大橋経由が43 万6660 人に上り、大橋シフトが進んでいるのは明らかだ。
 
 
経済効果は空港一個分!?
 
 開通したばかりとあって、まだまだ使い勝手が良くないところもあるが、今後少しずつ改善されることであろう。
香港とのアクセス向上によってインバウンド旅客の増、それに伴うカジノ売上のボトムアップなど、マカオにもたらされる経済効果は「空港一個分」とも形容される。
 

港珠澳大橋の料金所
マカオ側から港珠澳大橋を望む
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