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インタビュー 

ホテルビジネスとの親和性に注目が高まる 新感覚のフィットネスジム「ZERO GYM」が登場

【月刊HOTERES 2019年03月号】
2019年03月08日(金)
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現代のビジネスパーソンが求めている
ニーズに対応したジムを創出
 
■まずクロスメディアグループの事業内容とZERO GYM開業の経緯について教えてください。

 
 もともと私が出版社でビジネス書の編集者をしていたという経緯もあり、14 年前クロスメディアパブリッシングというビジネス書の出版社からスタートしました。6 年ほど出版業を続ける中で、ヒット商品をコンスタントに出せるようになり、事業の多角化に着手しました。
 
 現在は「メディアを通じて人と企業の成長に寄与する事業を行ない、世の中に類を見ないグループを目指す」をビジョンに掲げ、「出版事業」、「マーケティング支援事業」、「コンサルティング事業」、「アクティブヘルス事業」を行なう各社からなるクロスメディアグループを展開しています。本来、事業部制でもよかったのですが、それぞれを独立した組織にしたのは自身の力で成長・拡大させていきたいという人材を集め、社内からもそのような意欲のある人材を輩出したいという意図からです。ジムビジネスに関しては2017 年1 月に㈱ビジネスライフ社を立ち上げて、6 月にはZERO GYM1 号店を東京・千駄ヶ谷にオープンしました。
 
■フィットネスビジネスに着目した理由をお聞かせください。 

 理由の一つは、われわれがメディア事業に精通したグループだということです。メディア近年、従来のテレビ、新聞、雑誌や書籍などの出版に加え、ウエブが登場するなど大きな変化の時代を迎えています。そこでメディアをもっと大きく捉えれば空間自体もメディアなのではないかと定義しました。つまり知識を体験できる場所をメディアと定義すれば、ジムも「メディアを通じて人と企業の成長に寄与する」という当社の経営理念に合致します。また、事業内容そのものもビジネスパーソンや企業の成長に大変立つと考えました。
 
 実は、このビジネスを立ち上げたチームがとてもユニークで、フィットネス業界のことを知っているスタッフは一人だけでした。そのほかは出版社、広告代理店、テレビ局、デザイン事務所の出身者からなる企画、表現するクリエーターたちが集まって事業の基本計画を生み出しました。それをフィットネス業界に精通したスタッフが具体的な商品として落とし込んでいったのです。
 
■とてもユニークなチーム構成ですね。ZERO GYM のコンセプトや特徴についてもう少し詳しく教えてください。
 
 われわれはジムをつくるにあたって、本づくりと同じようにコンセプトづくりからはじめました。目指したのはお客さまに付加価値を提供し、差異化を図ること。ジムビジネスは伸びているマーケットですが、すでに小規模なジムがたくさんあります。
 
 そこと差異化を明確にしていかないと埋もれてしまいますので。そこで、創出したコンセプトが「ビジネスパーソンのための疲労回復専用ジム」です。
 
 ビジネスパーソンにターゲットを絞り、疲労回復という付加価値を付けたのです。差異化を図った特徴は、身体疲労だけではなく脳疲労にも着目したこと。
 
 パソコンやスマートフォンから離れて瞑想によって思考を止めることで、脳の緊張を緩めていきます。現代人が何に悩んで、何に困っているかを考え、そこから逆算して、いまのビジネスパーソンに合わせてプログラムを構築しました。一つのプログラムは約75 分です。
 
 例えばスタンダードなプログラムは、まずストレッチで血流を促して体の疲労を取り、さらに瞑想を行なうことでいったん思考を止めて脳の緊張を緩め、最後にゆっくりお休みしていただくという内容になっています。
 
 
■疲労回復に着目してパーソナルなサービスを提供することで差別化を図ったのですね。ところでZERO GYM の名前の由来は。
 
 ZERO GYM には“ 疲労をゼロする” という意味合いを持たせました。リラックスしたいのだけれど仕事のことが忘れられない…そのストレスをゼロしようという発想が名称の由来です。ジムでありながら体を鍛えることを主目的にするのではなく、心身をリセットすることを目指しています。従来のフィットネスジムだとヨガやピラティスの理論を取り入れたという発信になりそうですが、ZERO GYM は疲労回復を前面に打ち出しました。このコンセプトが、現在のマーケットにフィットしたのかもしれません。
 
■どのような顧客層が多いのですか。 

 30代~ 40代が中心で男女比はほぼ同数です。属性は経営者や、大企業や外資系企業のマネジメントクラス、女性ではドクターや弁護士の方にも多くご利用いただいています。ジム周辺に住まわれている方や東京で仕事をされている方、東京にご出張中のビジネスマンが立ち寄りで利用されることもあります。プログラムに特徴があるのでわざわざお越しくださる方もいらっしゃいます。
 

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