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  • 2019年2月22日 トップインタビュー ホテルザフラッグ㈱  代表取締役  信田 光晴 氏  “素人”のホテルが開業1年で大阪市中央区口コミナンバーワン “不動産で負けないこと”と明確なターゲットとそこに合わせた運営が奏功
2019年2月22日 トップインタビュー ホテルザフラッグ㈱  代表取締役  信田 光晴 氏 

“素人”のホテルが開業1年で大阪市中央区口コミナンバーワン “不動産で負けないこと”と明確なターゲットとそこに合わせた運営が奏功

【週刊ホテルレストラン2019年02月22日号】
2019年02月22日(金)
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ホテルザフラッグ㈱は2018 年3 月に開業したホテルザフラッグ心斎橋を運営するホテル運営企業。

金融・不動産業界のバックグラウンドを持つ信田光晴氏が手がけ、まだ一軒のみだが、むやみなホテル開発をしない冷静な不動産的観点と、大阪にあって欧米にターゲットを絞り込むこと、顧客評価を大切にすること、さらに安売りをしないホテル運営によって、高いRevPAR とADR を維持しながらトリップアドバイザーで5 ツ星を獲得するなど、順調な業績を収めている。

言ってみれば“ホテルの素人”が始めたホテルが、なぜここまで来れたのか? そして、これを実現した信田氏は、現在のホテル業界をどう見るのか?

Profile
信田 光晴 氏
(Mitsuharu Shinoda)

1998 年3 月 同志社大学法学部法律学科 卒業の後、㈱三和銀行(現㈱三菱UFJ 銀行)入社。大阪府下の法人営業店舗にて、融資業務、法事営業業務などを経験。2003 年パシフィックマネジメント㈱に入社し、不動産私募ファンド、不動産投資信託(REIT)に関する、投資スキーム検討・不動産ソーシング・アクイジション・エクイティ調達・デッドファイナンス調達・アカウント業務などを幅広く経験。09 年5 月元の大阪に戻りウエストパートナーズ株式会社を設立。リーマンショックにより大量に発生した外資系証券会社、投資銀行、都市銀行、不動産ファンドの不動産担保付不良債権の処理ビジネスを開始し、12 年頃からは関西を中心にマンション、商業ビル、ホテルなどの開発プロジェクトを手掛ける(現職)。17 年4 月ホテルザフラッグ㈱を設立。現在に至る
 
ホテルザフラッグ㈱
https://www.hoteltheflag.jp/

 
最近開業する多くのホテルは
“ 不動産で負けている” ように見える

 
❒ まずはホテルザフラッグ心斎橋開業の経緯について教えてください。
 
 私はもともとキャリアを銀行員からスタートさせ、その後不動産投資ファンドなどで勤務をしていました。
リーマンショックで勤めていた不動産投資ファンド会社が破綻し、その後は地元大阪で独立して不良債権化した不動産を再生させる事業を手がけていたのですが、2014 年くらいからホテルをやりたいという相談が増えはじめ、国内外の事業者や投資会社の事業計画づくりから資金調達までホテル開業プロジェクトのサポートをさせていただきました。
 
 さまざまなプロジェクトをお手伝いしていくうちに、「ホテルビジネスはこうやってやるのか」というのが見えてきて、そんな時に、このホテルの建物はもともと老人ホームとして建築され、オーナー様が自ら経営されていたのですが、私がオーナー様に過去にこの土地取得のお手伝いもさせていただいていた経緯もあり、2016 年末に諸事情によって老人ホームをやめたいとご相談をいただいたのです。
当初はオペレーター探しというご相談だったのですが、私自信が「ここならやれそうだ」と、自らホテル運営会社を設立し、改装の上ホテルとして運営させていただくことにしたのです。

 
❒これまでさまざまなプロジェクトをサポートされていたとは言え、ご自身では初のホテル。どういったホテルをつくろうとお考えだったのでしょうか?
 
 その前に一つ、実は先ほども申し上げましたように、このホテルの土地は私が独立して事業を行なっていた時にオーナー様にご紹介をさせていただいた土地で、リーマンショック直後のことですから、現在の不動産価格よりもはるかに安い価格でご紹介をさせていただいていました。
今、この土地を購入し建物を建築する半分程度の原価であると思います。
都心立地の宿泊特化型ホテルが支払う家賃などの不動産コストの割合は人件費などのその他のコストの割合と比べて格段に大きく、そういう意味で都心立地の宿泊特化型ホテル事業は不動産業とサービス業の中間に位置する事業であると言っても過言ではないと考えています。
 
 私はもともと不動産屋だからこそ感じるのですが、最近開業している多くのホテルは、高い土地、建築費を前提とした収支計画でホテル運営をしなくてはならない、言ってみれば“不動産として負けている”ホテルが多いと感じています。
その点、このホテルは入り口で“不動産で負けていない”ホテルですから、それもあって自分でもやれると思っていました。
 

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