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第12回 あつみゆりか  経営者必読! ブライダル自社集客への道 

第12回 ホームページは3か年計画で伸ばしていく

【月刊HOTERES 2019年01月号】
2019年01月18日(金)
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ホームページの3 カ年計画のスケジューリング
 
 3 年と聞くと途方もないと感じてしまうかもしれませんが、まずは3 カ年の内訳をご説明しましょう。
 
【1年目】媒体予算は削らず、ホームページ制作予算のみを計上
→来館数アップは1割程度。施行件数は増えない
 
【2年目】ホームページの集客予算+改修予算も計上
→ホームページ経由の施行件数が+αしてくる。成約率も伸びる
 
【3年目】媒体予算を削ることができる
→ 2年目と集客数は横ばい。成約数は伸びる
 

 いかがでしょうか。ポイントは1 年目で効果を急いではいけないということです。ホームページはその企画構築も含めて非常に時間もコストもかかります。しかしリリースは企画から約半年後。そこから集客が開始されます。またホームページは改修直ぐに効果が表れるものではなく、数値を見ながら改修していかなくてはいけません。またホームページにアクセスするお客さまが極端に増えるわけではないというのもポイントです。ですから2 年目からはそれを増やす広告施策も投下していかなくてはいけません。2 年目のポイントは媒体の攻略を1 年目で終えているということがこの2 年目の自社集客に費やすコストの捻出をできるかの分かれ道となります。
 
 そして3 年目それらすべてが実を結び、ホームページ経由の成約率の高いお客様の集客比率が増え、成約が増えていくという構図になります。
 
 ではさらに「来館予約数×成約率UP」ができる勝てるホームページ構築のポイントについて解説していきましょう。

 
【勝てるHP のポイント1】
競合は自社の「ゼクシィnet」の露出内容ととらえる

 
 ホームページに来訪するお客さまの多くは「ゼクシィnet」など、ウエディングWEB 媒体も閲覧しています。このときのお客さまの動機は「もっとほかにもいい内容があるかも」という漠然としたものから「このバンケットのもっと詳しい情報が知りたい」「ほかのコーディネートの写真が見たい」「お客さまの実例が見たい」など、具体的なものまでさまざまです。
 
 しかし共通しているのはウエディングWEB 媒体に載っている情報以上を求めているということ。本連載でも繰り返しお話してきましたが、写真であればゼクシィに載っている100枚程度の写真以上にたくさんの写真がホームページに掲載されていること、料金プランであれば宿泊のようにベストレート保証のような最もお得なプランが載っていることなど、自社がウエディングWEB 媒体に掲載している情報と比較したときに、【明らかにホームページが充実している!】という状態が期待されています。
 
 そのためには大量の写真が見やすい構成になっているか? 各バンケットで挙げたお客さま事例は分かりやすく閲覧できる状態になっているか? などホームページのフォーマットを検討する上でも重要な点が多数あるのです。
 

【勝てるHP のポイント2】
常に手直ししていける予算と担当者の手腕

 
 WEB は雑誌と違ってリリースして終わりではありません。常に良いところ悪いところを評価しながら、さらに良くできるポイントを絶え間なく改修していく必要があります。
 
 そこで必要なのはやはり、改修予算。システム会社とリリース後の保守費用の御見積も含め相談しておくこと、そして何よりもそれを仕切れるWEB に精通した社内担当者の存在は不可欠です。ブライダルのWEB 集客のプロ人材は今後ますます必要とされることでしょう。

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