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第13回 松浦 誠  「人材育成において大切なこと」 

第13回  他喜力が持つ偉大な力

【月刊HOTERES 2019年01月号】
2019年01月11日(金)
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株式会社アーバンマネジメント
常務取締役
講師統括マネージャー
松浦 誠
(プロフィール)
1983年2月大阪生まれ。
ホテルでの仕事にあこがれ、アメリカ・シアトルへ留学。帰国後ザ・リッツ・カールトン大阪へ入社し、レストランサービス業務にたずさわる。順調にキャリアを重ねる中、29歳のときに脳梗塞を患う。失意の底に沈むも、兼ねてよりお世話になっているお客さまからの紹介で、㈱アーバンマネジメントへ講師として参画。以後毎年2000名を超える受講者が参加する研修は、業態を問わず、人と接する喜びを体感し、自己表現を養うことで人生の質を向上させ、売上向上・離職率低下という成果につながると高い評価を得ている。
ホテル勤務時代のお客さまからの言葉「あなたのホスピタリティを後世に残してほしい」を胸に、日々人生をかけて、プロフェッショナルに必要な感性を伝える。

 
偉大な力「他喜力」とは
 
 私は日ごろから運を良くしていきたい、ツキに恵まれたい、そのようなことを思っています。みなさんもそんな風に考えたことはありませんか。
 
 この「運」や「ツキ」というものは非常に抽象的であり、科学的に証明されたものではありません。しかし世の中には、実際に運を良くする方法が存在すると思っています。「他喜力」というものがあり、他喜力を磨くことこそが、冒頭の想いを実現することなのです。
 
「他喜力」とは、字が表現する通り、他者をよろこばせる力のことです。社会は人間によって形成されており、そこにはヒトとヒトの交流やつながりが存在します。そして社会は、人々が互いに他人の幸せに対して貢献し合うことによって成り立っている側面を持っています。そんな社会の中では運が良い人と悪い人がいますが、両者の間には明確な違いが存在します。運の良い人というのは、他者をよろこばせることを、まるで呼吸するかのごとく、自然に実践しています。つまり他喜力を生む行動が習慣化されているのです。対して運が悪い人というのは、まず自分がよろこびを与えられることを望んでいます。
 

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