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23区/激戦続くホテル業界。~2017年から2019年の供給動向を探る~

2018年11月29日(木)
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 以下、同社リリースのとおり。
 
 
追い風を受けるホテル業界
 
 日本を訪れる外国人観光客、いわゆるインバウンド需要の拡大や2020年に開催される東京オリンピックといった追い風を受けているホテル等の宿泊施設業界。
 
 2018年11月には、新築住宅やオフィス事業を手掛けている大手デベロッパー野村不動産グループがホテル事業第一弾となる「NOHGA HOTEL UENO(ノーガホテル上野)」をオープン。また2019年4月には無印良品を手掛ける良品計画の日本初となる「MUJI HOTEL GINZA」がオープン予定となっており、業界全体が盛り上がりを見せています。
 
 そこで、今年の振り返りとして2018年と昨年2017年との比較を行い、また来年2019年の供給動向を調査しました。
 
 
■物件数は台東区が最多。インバウンド需要拡大の影響

■物件数は台東区が最多。インバウンド需要拡大の影響
 
 上記は、2017年と2018年のホテル等宿泊施設の供給動向を比較したものです。
 
 総物件数は2017年の101物件に対し、2018年度は147物件と46物件増加しました。最も物件数が増えたのは22物件増加した台東区で、2018年全体の26%を占める38物件が供給されました。
 
 しかし、合計延床面積75471.22㎡と23区の中では4番目の広さとなり、平均階数も10.03階で8番目の高さとなりました。このことから、台東区はホテル等の宿泊施設としては大きくはない土地に建てられた、小規模ホテルが多いことが分かります。
 
 台東区は浅草や上野、谷中などを擁し、もともと観光地として人気のあるエリアですが、近年のインバウンド需要の拡大により外国人観光客の増加が目立っています。台東区は行政としても外国人観光客の誘致に力を入れており、今後も観光地としての発展が期待されます。
 
 一方、2017年から2018年にかけて合計延床面積が最も増えた地域は港区です。特に延べ床面積が大きかったのが2018年に田町駅東口で東京ガス・三井不動産・三菱地所が進めていたプロジェクト「msb Tamachi(ムスブ田町)」のホテル棟、「ブルマン東京田町」で148,607㎡でした。

 
 上記は2019年に竣工が予定されている物件を一覧にまとめました。物件数が一番多かったのは2018年に引き続き台東区となりました。
 
合計延床面積が大きかった地域は港区で、特に延床面積が大きかったのは積水ハウスが開発し、シンガポールに本社があるフレイザーズ社が運営として参画する地上24階建ての高級サービスアパートメント「フレイザースイート赤坂東京」の14,991.1㎡でした。
 
 2019年は前述した「MUJI HOTEL GINZA」や、H.I.S.ホテルホールディングスが手掛ける「変なホテル浅草(仮)」といった異業種から参入してきたホテルも続々と開業予定となっています。
 2020年開催の東京オリンピックに向けて、ますます盛り上がりを見せるホテル業界。引き続き注目を集めそうです。
 
 Realnetニュースでは、業界の動向やトレンドを網羅し、その他にもマーキュリーが保有しているビッグデータを活用したレポートや、オリジナルの取材記事等も配信しております。
 
※2017年‐2018年東京23区ホテル供給比較ダウンロードはこちら
※2019年東京23区ホテル供給動向ダウンロードはこちら
 
【東京23区ホテル等宿泊施設供給動向】
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(株)マーキュリー  

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