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酒のSP

「テヌータ カレッタ」とロエロの魅力 ユネスコ世界遺産の土地の魅力、歴史とともに

【月刊HOTERES 2018年11月号】
2018年11月09日(金)
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1990 年代に生産設備を一新
伝統と最新技術を融合して
ブドウの魅力をグラスに
 
 ロエロとモンフェッラート地区に65ha の畑を所有するテヌータ カレッタ。中でも重要なロエロ地区の35haの一区画は、ワイナリーを中心に南から北西にかけて円形劇場型となっている畑だ。栽培されている品種の多くはアルネイスで、ほかにはネッビオーロ、バルベーラ、ファヴォリータ(ヴェルメンティーノと同一)が栽培されている。このほかにもバローロ村のカンヌービの丘に2.6ha を所有しており、バローロDOCGカンヌービ、バローロDOCG カンヌービリゼルヴァを生産している。また、トレイゾ村のカッシーナ ボルディーノという6.5ha の畑ではバルバレスコDOCG を、アルバ市サン ロッコ セーノデリオ地区のタヴォレートの8ha では、ネッビオーロ ダルバを生産している。
 
 テヌータ カレッタでは自社畑のブドウのみ使用した醸造を行なう。華やかな香り、深い味わいと果実味を守るため、衛生状態を含む総合管理技術と注意力を要する。1990 年代半ばに全面リニューアルしたワイナリーは、丘を横に深く掘った構造で、醸造とボトリング、そして熟成貯蔵庫の部屋と大きく二つに分かれている。温度管理ができるステンレスタンクやさまざまな原産地のオーク材による多様な樽の使用など、伝統的方法に最新技術を融合させながらワイン造りが行なわれている。ブドウの香りや味わいのハーモニーをすべてボトルへ、そしてグラスへ注ぐことを最終目的にしているのが、このワイナリーの信条だ。

△13 世紀にさかのぼる歴史的な土地と美しい建造物。ワイナリーではさまざまな素材、大きさの樽による熟成を行ない、栽培するブドウのポテンシャルを最大化する取り組みが

△写真下 サッポロビールが日本に輸入・販売するのは「カレッタ カンヌービ リゼルヴァ バローロ DOCG」を筆頭に10 種類。

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