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2018年10月19日号 トップインタビュー ラッフルズ シンガポール 総支配人 クリスチャン ウエストベルド 氏

改修によりニーズの多様化に応えながら アイコニックなホテルとして存在感を示す

【週刊ホテルレストラン2018年10月19日号】
2018年10月19日(金)
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1887 年創業、19 世紀から営業を続けている世界でも数少ない老舗の最高級ホテルとしてラッフルズ シンガポールは、3期に分けて改修工事を実施している。現在全館休業中で、営業再開は2019 年上半期を予定している。今回の改修はラッフルズならではの特別な雰囲気やサービス、魅力、伝統などを維持するために行なわれるもの。時代やお客さまとともに進化し、旅慣れた人々や地元のコミュニティーのニーズの変化に適応することで、ラッフルズ シンガポールはシンガポールを代表するホテルで在り続けようとしている。総支配人のクリスチャン ウエストベルド氏に、多様化の時代を迎えたホスピタリティーマーケットにおけるラッフルズ シンガポールの進化のポイントについて話を聞いた。

Profile
クリスチャン ウエストベルド 氏
(CHRISTIAN WESTBELD)
ドイツのトップクラスホテルのフロントオフィスで、ホテリアとしてのキャリアをスタート。数々のホテルの飲料部門オペレーションに従事した後、ラッフルズ・ドバイの開業準備チームに参加。ドイツ、バンコク、マニラ、ドバイ、シンガポール、北京など、世界中のホスピタリティー業界で約20 年間の実績を持って、2017 年10 月1 日にラッフルズ シンガポール総支配人に就任。2019 年上半期の改修工事完了後のリニューアルオープンに向けて準備に奔走している。

ラッフルズのリニューアルオープンが
ホスピタリティー産業に風穴を開ける
 
❒ シンガポールのホスピタリティーマーケット全体の状況を教えてください。
 
 シンガポールのホテルのマーケットは持続的に安定しています。それと同時に多様性もかなり出てきました。フォーシーズンズ、マンダリン オリエンタル、カペラ ホテルなど5 ツ星と呼ばれるカテゴリーが存在しますが、ラッフルズ シンガポールは、それらとも一線を隔した独自のサービスで、お客さまに特別な体験をご提供し続けていると自負しております。また、1 つ下の層に位置付けられるアッパースケールのホテルも増えてきました。ただ最近一年ほどはそこまで多くのホテルがオープンしていない状況にありますので、そこにラッフルズ シンガポールがリニューアルオープンすることでホスピタリティー産業のマーケットに風穴を開けたいと思います。
 
 シンガポールの観光業全体を見渡すと、クルーズが大きなポイントになっています。マリーナ・サウス・ピアに大型船が発着できるようになったことで、クルーズでシンガポールを訪れるお客さまが増えてきています。そしてマリーナベイ・サンズ、リゾート・ワールド・セントーサという、シンガポールを象徴する二つの大きなリゾートがあります。
 
 シンガポールの飲食マーケットに関しては、過去5 年間に大きな革新が起こっています。新しいコンセプトを持つ新しい世代の若者たちがチャレンジすることで、街場のレストランにおいてものすごく多様な店舗が展開されています。その動きはミシュランガイドにも認識されていますし、地元のコミュニティーの間でも人気を集めています。
 
 近年はウェアハウスホテル、シックス センシズなどブティックホテルの人気が特に高まっている傾向が見られます。名前を挙げた2 ブランドに共通しているのは、ハイエンドのデザインを持つ小さめのホテルということです。おそらくレストランも会議室もそれぞれ一つか二つしかありません。
 
 改装後のラッフルズ シンガポールは115 室すべてがスイートルームであることから、ブティックホテルに共通したテイストを少しだけ見出していただけるかもしれません。ブティックホテルと違うのは10 カ所のダイニング施設、本格的なイベント会場を持っている点で、それによってシンガポールのお客さまの期待に応えられる要素を兼ね備えていると思っています。
 
 私が考えるシンガポール人の特徴、あるいは得意としていることは、何よりも食を追求するという文化にあります。家族や友人と食事を心から楽しむ人々なので、改装によって新しく加わるレストランやイベント会場はその文化から生まれる需要に貢献できると考えています。

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