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レポート 奥谷啓介 

ニューヨークホテル事情最前線 ニューヨークのホテル売買が加速中

2018年09月07日(金)
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 インターネットの発達がオンライン・トラベルエージェントの予約を主流にし、ホテルチェーンのネットワークに入らなくても、高い稼働率をあげられるようになった。だが、大手ホテルチェーンを利用しなくても、大差ないと考えるのは間違い。オンライン・トラベルエージェント頼りでは、稼働率は高くできても、単価は高くできず、収益を増やすことは難しい。低単価高稼働率は、ニューヨークの高い人件費の下では収益減を引き起こす。
 
 単価を高くするには、リピーターを捕まえなくてはならない。それには、ホテル自体に魅力が必要とされる。昨今、ホテルチェーンを抜く業績をあげているホテルのほとんどが、ブティックホテルであることがそれを証明している。
 
 自社運営で、“良い買い物ができてよかった!”と言えるホテルを見つけるには、“目先の利回り”や“ロケーション”に惑わされず、“リピーターを増やせる個性を持ったホテル”に重点をおいて探すこと。その上で、さらに“買い得”を狙いたいのなら、オープン(リブランドされてオープンしたホテルも含む)してから時間の経っていないホテルを探すこと。これにはホテルの将来性を見抜く力が必要とされるので、ホテル運営とマーケティングに精通した専門家の意見を取り入れることが大切。
 
 アメリカは、概して、大雑把な社会。ホテルもオフィスビルも道路も公共施設も至るところでダメージを負いながら運営を続けている。日本のように細かなところまでパーフェクトを求めることはできない。求めれば、買える物件は見つからなくなる。視察したときに、「水の流れが悪かった」など、どこのホテルでも起こりうることは気にせず、大きな視野を持って、そのホテルの将来性にフォーカスすること。そして、将来性があるとなれば、購入へ向けて早いアクションを取る。時間をかければ、優良物件は取られ、次にでてくる優良物件は値が高くなる。この買い時期間はそう長くは続かない。今を逃すことなく、素晴らしいホテルを購入し、将来の大きな資産にしていただきたい。

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