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酒のSP

ソアーヴェの新たなアイデンティティ オンメニューが環境への意思表示になる

【週刊ホテルレストラン2018年08月24日号】
2018年08月23日(木)
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世界農業遺産でワイン造りの評価が変わる
 
 産地としてのソアーヴェは環境に寄り添うワイン造りにとどまらず、彼らのビジョンはこれからのワイン造りのグローバルリーダーになることではないか。ソアーヴェはいま、イタリアで初めて世界農業遺産を地域として認定されようとしている。
 
 世界農業遺産は、世界的に重要かつ伝統的な農林水産業を営む地域(および農林水産業システム)を国際連合食糧農業機関(FAO)が認定する制度。2018 年7 月現在で世界21 カ国52 地域、日本では「 静岡水わさびの伝統栽培」(静岡県わさび栽培地域)、「トキと共生する佐渡の里山」(新潟県佐渡市)、「清流長良川の鮎」(岐阜県長良川上中流域)など11 地域が認定されている。
 
①食料及び生計の保障 ②農業生物多様性 ③地域の伝統的な知識システム ④文化、価値観及び社会組織 ⑤ランドスケープ及びシースケープの特徴のすべてを満たした上で、システムの持続性のための保全計画を作成することが課せられているこの認証のハードルは高い。それゆえに、ノミネートおよび認定された時のインパクトは大きい。これは、欧州の一つのワイン産地としての評価ではなく、伝統的なワイン産地の一つ、さらに言えば地域ブランドとしての評価と考えられるのだからその影響は大きいだろう。
 
 伝統を受け継ぎ、守るところは守りながら革新を伴い、地域が評価されるとなればそれはブランディングの教科書とも言える活動だ。料飲店にとっては単に味だけでなく、生産者のビジョンに共鳴できるワイン選びや多様性の理解で飲み手に新たな楽しみと学びのあるワインリストづくりを、ソアーヴェがサポートしようとしている。
 
 会長の任期3 年の中で、ソアーヴェワインに関してさらに改革と進展をさせたいと思っています。そのためには栽培農家から醸造家、ボトリング会社も巻き込んで、そして生産規模の大小にかかわらず、協同組合も含めてソアーヴェにかかわる人びとがともに建設的な議論をする必要があります。
 
 協会として、生産者としてやらねばならないことはおいしいワインを作ること、それは変わりないのですが、最低限のソアーヴェとしての品質レベルを守ることに注力して、それぞれの生産者のスタイルを持った、土壌やそれぞれの特徴、ポテンシャルの高いソアーヴェをテーブルまできちんとお届けできるような環境づくりをしていきたいと思っています。
 
 そして、消費者にソアーヴェを伝えてくれる人びとへの発信、啓もうをしっかりとしていく必要があります。ジャーナリスト、ソムリエ、レストランオーナーやホテルマネジャーなどに、畑やブドウ、ワインメーカーや醸造家といったソアーヴェにかかわるあらゆる資産を通じてこの土地とワインの良さをお伝えていきたいと思います。
 
 昨年日本に行って分かったのは、日本のイタリアワインへの関心の高さと市場の熟成度です。日本の食文化に合っていることも実感しました。寿司や刺身だけでなく、ソアーヴェと合わせた非常に素晴らしいマリアージュ、料理がよりおいしくなることを感じましたので、日本におけるソアーヴェの存在がさらに広がり、高まればという思いも新たにしています。

【インタビュー】ソアーヴェワイン保護協会 新会長 サンドロ・ジーニ氏

ソアーヴェワイン保護協会新会長のサンドロ・ジーニ氏(左)とソロ・イタリア代表の林茂氏。二人は林氏がイタリアに赴任していたころからの旧知の仲だ
ソアーヴェワイン保護協会新会長のサンドロ・ジーニ氏(左)とソロ・イタリア代表の林茂氏。二人は林氏がイタリアに赴任していたころからの旧知の仲だ

 会長の任期3 年の中で、ソアーヴェワインに関してさらに改革と進展をさせたいと思っています。そのためには栽培農家から醸造家、ボトリング会社も巻き込んで、そして生産規模の大小にかかわらず、協同組合も含めてソアーヴェにかかわる人びとがともに建設的な議論をする必要があります。
 
 協会として、生産者としてやらねばならないことはおいしいワインを作ること、それは変わりないのですが、最低限のソアーヴェとしての品質レベルを守ることに注力して、それぞれの生産者のスタイルを持った、土壌やそれぞれの特徴、ポテンシャルの高いソアーヴェをテーブルまできちんとお届けできるような環境づくりをしていきたいと思っています。
 
 そして、消費者にソアーヴェを伝えてくれる人びとへの発信、啓もうをしっかりとしていく必要があります。ジャーナリスト、ソムリエ、レストランオーナーやホテルマネジャーなどに、畑やブドウ、ワインメーカーや醸造家といったソアーヴェにかかわるあらゆる資産を通じてこの土地とワインの良さをお伝えていきたいと思います。
 
 昨年日本に行って分かったのは、日本のイタリアワインへの関心の高さと市場の熟成度です。日本の食文化に合っていることも実感しました。寿司や刺身だけでなく、ソアーヴェと合わせた非常に素晴らしいマリアージュ、料理がよりおいしくなることを感じましたので、日本におけるソアーヴェの存在がさらに広がり、高まればという思いも新たにしています。

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