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第2回 シリーズ連載・第2回  ホテルにおけるベニュー別“コーヒー・ソリューション”を考える

グランド ハイアット 福岡  新ダイニングの“顔”としてAGUILA420 を設置。グラスでのサービスやSNS 映えするプレゼンテーションも話題

【月刊HOTERES 2018年07月号】
2018年07月13日(金)
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提供時は、ネスプレッソとリーデルがアロマをより堪能できるよう共同開発した「リヴィールグラス」を使用
6 種のコーヒーポッドをディスプレイして、オーダー時に、ゲストにそれぞれの風味を解説する専用ボックス。スマホで撮影するゲストも多い

 
洗練デザインと高性能を兼備
導入後、さらなる利点を知る
 
 改装と同時に、業態も以前のフルビュッフェから、朝はフルビュッフェ、ランチはセミビュッフェ、ランチとディナーの間にアフタヌーンティー、ディナーはアラカルト&コースと、幅広いニーズに応え、より上質な料理が提供できる環境に。このハード、ソフト面両方の改装に伴い、店の顔である入り口に2台設置されたのが「AGUILA(アグイラ)420」だった。
 
 その導入の経緯を、宿泊料飲部部長の野上氏はこう語る。「2015年に上海で、ハイアットグループ、アジアパシフィックの料飲部長、総料理長が一堂に会すカンファレンスが行なわれ、『お客さまの目に触れるマシンは、ネスプレッソのような洗練されたデザインを選びなさい』と推奨されたんです。そこで『AGUILA420』に初めて出会い、『導入したい』と直感しました」。導入決定の前には、すでに設置されているグループホテルにも視察に訪れたという野上氏。「実際に使ってみて、高品質な豆に、均一に圧力がかかるよう充填されているので、誰が淹れても香りや味が安定していることに驚きました。新人スタッフでも、ボタン一つでバリスタが淹れたような味わいに…。それが非常に魅力でした」と振り返る。また、温冷フォームドミルクが準備できるため、ミルクスチーマー要らずで、2 台同時に稼働すれば8 杯淹れられることも、時短であり大きな利点だった。
 
 導入後同店では、提供時にも独自の工夫で付加価値を高める取り組みも行なっている。まずオーダー時には、6 種のコーヒーポッドをそろえた専用ボックスを持って客席へ。それぞれの特長を一つ一つ解説するという。また提供時には、ワイングラスメーカーとして知られるリーデルとネスプレッソが、コーヒーのアロマをより堪能できるよう開発した「リヴィールグラス」を用いている。それら話題性の高い取り組みも功を奏し、カフェ文化が根強く舌が肥えた地元顧客からも、「以前よりかなりおいしくなった」と高評価を得ている。使用感としても、導入時に把握していた点に加え、衛生面の安心感や故障の少なさ、万一故障しても素早い対応が受けられること、淹れる際の音の良さなど、さらなる利点を発見する日々なのだとか。
 
 現在、リストレットインテンソ、ルンゴ フォルテ、ルンゴ レジェロ、ルンゴ オリジン グァテマラ、ルンゴ デカフェナートと6 種のポッドを常設し、カフェラテやカプチーノなどもオンメニューしている同店。野上氏は、「今後もっとアレンジコーヒーメニューを増やし、満足度をより高めたい」と抱負を語った。

360 度からシェフのパフォーマンスを見ることができる、独立型キッチンを中央に備えた「THE MARKET F」の店内
ホテルはJR 博多駅から徒歩約10 分、博多の中心地に
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