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インタビュー  服部幸應氏からの提言 

人手不足にさらなる工夫を! 海外輸出へ日本版「イータリー」に期待

【週刊ホテルレストラン2018年01月12日号】
2018年01月12日(金)
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服部幸應氏
Yukio Hattori
〈プロフィール〉1945 年生まれ、東京都出身。立教大学卒。昭和大学医学部博士課程学位取得。㈻服部学園理事長、服部栄養専門学校校長。医学博士、日本食普及親善大使。2005 年に世界初となる「食育基本法」成立に尽力。農林水産省「食育推進会議委員」など役職多数。フランス大統領よりレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ受章。「Mr.Shoku-iku」の愛称で呼ばれている。
 
学校法人服部学園
所在地=〒151-0052 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-25-4
TEL = 03-3356-7171

❐ お忙しいところ時間を割いていただきましてありがとうございます。新年号に当たり、昨年1 年間の振り返って主な出来事と今年の課題と抱負などをお聞きしたいと思います。
 
 昨年で業界に特に大きな話題と言いますと、6 月16 日の参議院で文化・芸術基本法12 条の中に、正式に「食は文化である」ということが組み込まれたことでしょう。これは大変大きなことと思います。以前、「食文化」は茶道・書道・華道・その他の中の「その他」に入っていました。
 
「食文化」が「その他」の中に入っているのはどうもかっこうがつかない。「食文化」ということが明文化されたことは、今後、文化功労賞、文化勲章などももらいやすくなったことに加えて、予算の面でもスムーズに組んでいただけるようになったことです。業界にとってこれは大きな一歩だと思います。
 
❐ 残念ながら一般紙で報道されませんでしたね。
 
 国会の審議で加計問題などの裏に隠れてしまったのです。しかし国会の承認を受けて晴れて文化・芸術基本法の中に「食文化」の名前が組み込まれたのは「食育基本法」が制定されたときと同じように、2017 年の大きな出来事だったのではないでしょうか。
 
❐ 食は文化であるというのは多くの人が分かってはいたけれど、法律の中に組み込まれたということは大きな前進と言えますね。
 
 もう一つ大きな話題は人手不足の問題でしょう。どの業界でも人手不足は深刻で、われわれのホテルレストラン業界でも同じ悩みを抱えています。それに追い打ちをかけるように、残業規制などあまり働かないようにというお達しも来るようになりました。電通問題やクロネコヤマト宅急便の問題があり、時間外労働に関して世間の目は厳しくなっています。労働基準監督署もこれまでにないような指導をするようになりました。皆さん頭を抱えているところです。それでなくとも人手不足は今後も確実に進みますから。
 
❐ 労働基準監督署の指導も厳しくなったのですか。
 
 労働基準監督署の監督官はすごい権限を持っており、違反者を逮捕する権限も与えられています。警察官より怖い存在です。ですから6 時になると会社のシャッターを閉めて残業しないようにしている会社も増えてきました。でも追い出された社員は会社の前の喫茶店で仕事の続きをしている、という笑えない話も聞きます。そうしないと仕事が終わらないということでしょう。
 
❐ そうであれば話はあべこべで、いったいどうなっているのだろうと思いますね。まるでブラックジョークですね。

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