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トップインタビュー  三井不動産㈱ ホテル・リゾート本部 ホテル事業部長 鴉田 隆司 氏  × ㈱三井不動産ホテルマネジメント 代表取締役社長 足立 充 氏

宿泊主体型からラグジュアリーまでグループ相乗効果を目指す 新ブランド「ザ セレスティンホテルズ」とは 三井不動産グループ・ホテル運営事業34年の結実

【週刊ホテルレストラン2017年12月22日号】
2017年12月22日(金)
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三井不動産グループは、ホテル事業に30 年以上取り組んできた。日本におけるホテルのマーケットが成長に向けて大きな変革期を迎えている今、同グループ全体としてグループ中期経営計画「イノベーション2017 ステージⅡ」(2015 ~2017 年度)における大きな成長分野の一つとしてホテル事業を捉え、約3年前からその推進を図っている。2017 年9月、10 月、11 月に続けて3店舗を開業したハイクラスな宿泊主体型ホテルブランド「ザ セレスティンホテルズ」は、ホテル事業を量的な拡大として1万室体制、そして質的な拡充の一つとして「ホテル ザ セレスティン」というブランドの位置づけがそれに値する。その質と量の両面から拡大を図ろうとする意志を象徴していると言えるだろう。 ザ セレスティンホテルズの開発を担当した三井不動産㈱の鴉田隆司氏と、運営を担当している㈱三井不動産ホテルマネジメントの足立充氏が描く未来のビジョンに、「週刊ホテルレストラン」編集長の岩本大輝が迫る。

三井不動産㈱
ホテル・リゾート本部 ホテル事業部長
鴉田 隆司 
「グローバルなホテル市場の中で、コミュニティーやソーシャライジングを柱とした『ライフスタイル』が一つの大きな潮流を創っています」と言う鴉田隆司氏。「ザ セレスティンホテルズは銀座も京都祇園も、言ってみれば『大人のライフスタイルホテル』のような感じではないかと、個人的にはイメージしています」

㈱三井不動産ホテルマネジメント
代表取締役社長
足立 充 氏
㈱三井不動産ホテルマネジメント 代表取締役社長 足立 充 氏「ホテルのお客さまに、立地している地域の歴史や文化にいかにして溶け込んでもらうことができるか。そこでの体験を自分のこととしてリアルに感じていただけるか。そのための演出をホテルが発信していけるかどうかがポイントになるでしょう」と言う足立充氏。「現場のスタッフが地域をよく知ろうとする姿勢が求められますし、既に実際の行動にもつなげてきています」

質と量の両面で拡大するために
ホテル事業の1万室体制に着手
 
岩本 三井不動産におけるホテル事業の構想と戦略を教えてください。
 
鴉田 3年前、当時の三井ガーデンホテルズの規模感は5000 室弱でした。私たちはまず、これを2020 年度までに2倍の1万室の規模にまで拡大していこうと考え、現在は約6200 室まで増えています。
 
 この計画はホテルの多様化という意味合いも含めた拡大を目指すもので、質と量の両方を広げていくために掲げたものです。その中にはザ セレスティンホテルズという新しいブランドももちろん含まれていますし、さらに上のラグジュアリーという分野も含めてターゲットは広がっていくことになります。その受け皿としてのホテルを質と量の両面で拡大していくために、1万室に向けた成長戦略に着手したのです。
 
岩本 最初に1万室という数字を出したのはいつごろですか。
 
鴉田 世の中に発表したのは2015 年5 月の当社グループの中期経営計画の発表のときです。そのときにはザ セレスティンホテルズというブランド名は決まっていませんでしたが、宿泊主体型で、三井ガーデンホテル、三井ガーデンホテルプレミアの上をいく、ラグジュアリーとの中間点に位置付けられるブランドを展開する構想自体は計画していました。
 
 ただ、どういったコンセプトで展開していくのかについては整理できておらず、そんな折に銀座と京都祇園という二つの案件が出てきて、新しいブランドのホテルはそこに当てていこうと考えました。そこからコンセプトメーキングを始めて、最終的にブランディングをして創り上げていったというのが最初の経緯です。
 
 銀座も京都祇園も大変個性的な立地であり、ザ セレスティンホテルズのコンセプトの一つであるローカルエクスペリエンスを追求するには面白い案件だと感じました。
 
 銀座に関しては夜の銀座の賑わいの中心となる場所への入り口となる立地で、銀座をこよなく愛する常連さんが行きつけにしたくなるような、我が家のようにほっとできるホテルをイメージしました。
 
 京都祇園に関しては、建仁寺のそばに立地し、清水寺をはじめとする観光名所も近く、京都らしい街並みが楽しめる花見小路からも歩ける距離にあります。地元の方の話では、ホテルのあるエリアはかつて豪商と言われていた人々が花見小路で夜を過ごして、ふらふらと酔い覚ましをしながら帰る別荘地帯だったそうです。そのため非常に閑静で便利な場所となっているのです。そこからインスピレーションが生まれ、京都の楽しみ方を提案できる非常に面白い立地だと感じました。

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